チャヴシュオール外相「EUは移民問題で約束遵守を」
2019年10月04日付 Hurriyet 紙
メヴリュト・チャヴシュオール外相は、移民問題について、EUはトルコとのより一層健全な協力を求めていると見ていると述べ、「しかしながら、約束したことは守られなければならない」と述べた。
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チャヴシュオール外相は、欧州連合の移民・内務・市民権担当委員のアヴラモプロス氏、ドイツのホルスト・ゼーホーファー内相、そしてパリでの警察襲撃が原因でアンカラ訪問を中止したフランスのクリストフ・カスタネール内相の代理であるシャルル・フリー駐アンカラ仏大使と移民問題について話し合うために、EU担当省において朝食会を開き、協議を行った。
チャヴシュオール外相は協議後の会見において、難民問題とトルコ-EU関係について協議する機会になったと述べた。
また、スレイマン・ソユル内相が昨日委員会に対し包括的な報告を行い、トルコが違法移民と密入出国斡旋業者についてどのように対処しているかを説明したと述べて次のように続けた。
「我々は大枠として、移民問題とは人道的問題であり、継続した協力が必要だと述べた。トルコは努力を続けるが、我々がEUに期待することについても説明した。近頃、ギリシャの島々への移民がわずかに増加した後、トルコに対して根拠のない批判が起きた。フランスのエマニュエル・マクロン大統領が欧州評議会会議で演説し、ある質問に答えて、より正しくはトルコを批判したのは受け容れ難いことだ。このような批判を行うのではなく、共に問題を解決しなければならない。トルコは責任を果たしている。トルコは2016年3月18日の移民対策合意にあるすべての項目を取り上げた。翻ってEUはどの責任を果たし、どの責任を果たしていないのか。」
チャヴシュオール外相は、これは単なる移民問題ではなく、EU加盟交渉とも関わるプロセスであり、関税同盟の更新、ビザの自由化といった件についてもEUには責任があると指摘した。
チャヴシュオール外相は、「最近、ドイツ、フランス、そしてイギリスにおいてPKKに対していくつかの措置が取られたが、我が国はこれらを不十分だと見ている。手始めとしては良いが、しかし十分ではない。ギュレン派との戦いについても十分な支援を受けていない」と話した。
また、「我が国がEUとどのような協力を望んでいるかを話した」と述べ、会議が実り多いものに終わったとして次のように続けた。
「エルドアン大統領が常に取り上げている安全地帯の形成、現在のアメリカとの関係、安全地帯の形成に伴うシリア移民の他都市や彼らが安全だと感じられる場所、または自分たちの村や町への帰還、そしてその際に彼らに提供するサービスと必需品の提供について我々がすべきことを、今日会議に出席いただいた方々へ説明した。今までシリアへ戻った36万を超えるシリア移民を、特にイドリブでのシリア人も共に支援していかなければならないと私たちは再確認した。3月18日の合意書にも、これらの全てが書かれている。結果として、あらゆる件について話し合った有益な会議となった。実のところ、メルケル首相閣下とマクロン大統領閣下、特にメルケル閣下は、(ドイツの)大臣らがニューヨークでエルドアン大統領に会いに来ると仰った。この件では、トルコとのより一層健全な協力を築こうとする意志があることが見て取れた。しかしもちろん、約束が守られることが第一だ。」
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( 翻訳者:宮崎友裕 )
( 記事ID:47721 )