EU、対トルコ政策で一致せず
2019年10月11日付 Hurriyet 紙


シリア北部で始まった「平和の泉」作戦に関して、昨夜EUが共同声明を発信した。来週全ての国の外務大臣・リーダー格が集まって、トルコ問題について様々な観点での議論がなされる予定だ。

EU各国の政府は、トルコの作戦を批判し侵略行為だとする声明を発しているが、共同声明はそのことを強調していなかったことは特筆すべきだった。この状態は、EU加盟国が100%同じ考えでないことを示しているという点で重要だ。来週の決定のトーンがよりネガティブなものになる可能性はあるが、決定の最終型は多くの要素を組み合わせたものになりそうだ。タイイプ・エルドアン大統領が「門を開く」ことを強調したことも、決定の内容にかかわる要素の1つになりうる。

そんな中で欧州メディアは、この作戦がトルコのEU加盟交渉に影響を及ぼす可能性を取り沙汰している。欧州委員会のマヤ・コチヤンチッチ報道官は、この件に関する質問に対して「EU加盟に際しては、全ての加盟国の政策をEUの描く図に合わせる必要がある。このように、もしトルコがEU加盟に本気なのであれば、辿るべき道はこれだ」と述べた。



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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:47777 )