ハンガリー、トルコのシリア安全地帯構想を支持
2019年10月15日付 Hurriyet 紙


ハンガリーのシーヤールトー・ペーテル外務貿易大臣は、「もし、トルコがシリアを離れることを余儀なくされた家族たちが祖国に帰れるように、シリアにおいて安全地帯を構築するならば、ハンガリーは喜んでトルコと手を組む。」と話した。

トルコ諸語を話す国々の協力会議(トルコ会議)の7回目となる首脳会談に参加するためにアゼルバイジャンにいるシーヤールトー氏は、ハンガリーの国営メディアに対しトルコ国軍(TSK)がトルコ南部国境付近に構築されようとしているテロ回廊を排除すること、その地域に安全と平和をもたらすことを目的に始めた平和の泉作戦に関してコメントを発表した。

シーヤールトー氏は、ハンガリーは難民たちに対して彼ら自身の国における支援政策をとっていること、このためトルコがシリア難民問題をシリアにおいて解決することはハンガリーにとって利益となることを話した。

シーヤールトー大臣は、「もし、トルコがシリアを離れることを余儀なくされた家族たちが祖国に帰れるように、シリアにおいて安全地帯を構築するならば、ハンガリーは喜んでトルコと手を組む。」と述べた。

トルコが今日までに400万の難民のために400億ドルかけていることに触れたシーヤールトー氏は、以下のように話した。

「トルコ共和国大統領もトルコにいる400万人のシリア難民のために400億ドルかけていることを発表している。彼自身も自身の世論に対しこの状況がいつまで続くのかを説明し、答えを出す必要がある。そのためにシリア人たちを安全地帯に送り返す選択をした。」

■「トルコは移民をシリアに送り返すべきだ」

シーヤールトー氏は、ハンガリーは自身の国境に数十万いや数百万の移民が流入することを望んでいないと強調しつつ、「もし私たちに以下のことを聞くのならば、『トルコに移民をシリアに送りかえしてほしいか、あるいは門戸を開放しヨーロッパに来てほしいか?』私たちの答えはもちろん『トルコに移民をシリアに送りかえしてほしい、そして400万万の難民に対してヨーロッパへの門戸を開けないでくれ。』となるだろう。」と話した。

さらに以前の発言でもシーヤールトー氏は、EUはトルコが南部国境付近に構築されようとしているテロ回廊を排除すること、その地域に安全と平和をもたらすことを目的に始めた平和の泉作戦に関して発表したがった共同声明をハンガリーは長い間差し止めていたことを明らかにして「トルコには400万の無秩序な移民と難民がいる。トルコ人達は彼らをシリアに送り返そうとしている。」と話した。

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( 翻訳者:西山みなみ )
( 記事ID:47830 )