エルドアン・アサド会談の予定なしー露メディア
2019年10月16日付 Cumhuriyet 紙
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、ロシアのウラジミール・プーチン大統領はトルコのレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領とシリアの指導者バッシャール・アサドがソチで会談をすることに関し準備をしていないと言った。
クレムリンのペスコフ報道官は、ロシア、トルコ、シリアの指導者たちが会談を行う可能性に関する質問を受けて、「このような会談の準備をしている状態にはありません」と言った。
ペスコフ報道官に対してこのような問いが発せられたのは、レバノンのアルマヤディーンテレビが、トルコとシリアの指導者がロシアの監督下でソチで安全保障に関する会合を行う可能性があるという情報を発したことにある。
以前に、ロシアのシリア特別大使アレクサンドラ・ラヴレンティフは、アンカラとダマスカスの防衛省、諜報関係者、外務省を通じて「まさに時宜を得て、絶えず」折衝を進めているとの発言を行っていた。
トルコの軍はシリア北東部で「平和の泉」作戦を続けている。ラヴレンティエフ特別大使は同時にトルコがアダナ合意に基づきトルコ軍をシリアで最長5キロメートル侵攻するであろうと発言していた。しかしながらトルコ軍とその同盟軍は約30キロメートルにあるマンビジュのすぐ北にまで侵攻している状態である。
シリア軍が、クルド人勢力と行った会合の結果、マンビジュへ入りここを統制下に置いたのを受けて、ロシア防衛省は、ロシアの軍事警察はマンビジュの北西にあって、シリアとトルコ両軍間の境界線において巡回警備を続けるとの発表を行っていた。
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( 翻訳者:西田 萌 )
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