米、トルコとの関係改善を図る
2019年10月24日付 Hurriyet 紙

アメリカ合衆国のマーク・エスパー国防長官は、「トルコとの関係がどう発展するかに関して、NATOと米土二国関係の中で尽力されるべきである。この方向で働きかけを続けて行くべきだ。」と述べた。

NATOの国防相会議でブリュッセルにいたエスパー国防長官は、ジャーマン・マーシャル財団というシンクタンクによってひらかれたイベントでスピーチを行った。
トルコがNATO同盟の文脈において「間違った方向に進んでいる」とエスパー長官は述べ、これに対する懸念を示し、「ともにトルコとパートナーシップを強めるために働きかけるべきで、トルコが以前のように信頼できる強い同盟国であることを確保しなければならない。」と語った。

■「関係性を改善すべき」

エスパー長官は「トルコとの関係がどう発展するかに関してNATOと二国の関係のなかで努力が続けられるべきである。この方向で働きかけを継続していくべきだ。トルコの正しい人々とコンタクトを取り、関係を発展させなければならない。この枠組みでは、軍事関係が大きな重要性を持っている。ここから手をつけられる。」と述べた。

アメリカが平和の泉作戦をやめさせるためアプローチしていたものの、トルコがこの問題に最初から決然としていたことをエスパー長官は述べ、「トルコは、我々が2014年にシリア民主主義軍(SDG)(YPG/PKK)とのパートナーシップをつくり上げた際にも不満を示した。同地域で二つの軍事作戦を実行した。そのため、トルコの決定には驚かない。」と語った。

エスパー長官は次のように続けた。
「NATOに1952年に加盟した時からとても良い同盟国であるトルコとこの件に関して戦争を始めようというわけではない。クルド人たち(YPG/PKK)と我々との合意はイスラム国に打ち勝つためのものだった。彼らに自治国家の建設を手助けする、あるいはトルコ人たちから保護するとは我々は約束していない。これらは明らかなことである。」

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( 翻訳者:齋藤楓 )
( 記事ID:47899 )