アメリカ下院、1915アルメニア「虐殺:決議、トルコ制裁へ
2019年10月30日付 Cumhuriyet 紙
1915年の事件を「アルメニア虐殺」として承認する決定が、アメリカ下院で大多数の支持のもと可決された。投票後に発表を行なったメヴルト・チャヴシュオール外相は、「そのような決定はあり得ない」と述べ、この法案が、平和の泉作戦のために取りあげられたものだと反論した。
1915年の事件を「アルメニア虐殺」として承認する決定が、アメリカ下院の大多数の支持のもと可決された。
民主党の支配下にある下院で審議された法案が、反対11、賛成405で可決された。
この決定により、1915年から1923年の間に起こった事件を「虐殺」として認め、この形で記録追想されることが求められていた。
投票結果に対しメヴルト・チャヴシュオール外相は意見を表明し、草案が平和の泉作戦のため取り沙汰されたものだと反論した。
自身のツイッターアカウントにおいて事の進展を批評したチャヴシュオール外相は、「いくつもの計画で不満がたまった人々は、棚上げされカビの生えた法案にしがみついた。我々にこのような形で復讐できると思うのは間違いだ。歴史を政治の道具にする人々によるこの恥ずべき決定は、我々の政府、そして国民の目から見てあり得ない」と述べた。
アメリカ下院の民主党党首ナンシー・ペロシ氏は投票の後に行った会見で、「20世紀最悪の事件の一つである、150万人のアルメニア人男性、女性、子供がオスマン帝国によって計画的に殺害された事を追想する」にあたり、同僚たちと共にあることを誇りに思うと述べた。
1915年の出来事は、約30ヵ国で「虐殺」として認められている。
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( 翻訳者:森彩音 )
( 記事ID:47942 )