トルコ・ロシア共同警備、4日目―シリア
2019年11月12日付 Hurriyet 紙


ソチ合意により、トルコとロシアの兵士が11日、4日目の共同警備をおこなった。 国防省は、4日目の警備がデルベルシイェ地区で行われたことを明らかにした。11月1日の初のトルコ・ロシア共同警備は、マルディン・クズルテペの南にあるデルベルシイェ地区のレスラン地区東のカミシリ方面に向かった地域でおこなわれた。

国防省は、これまでの3回の共同警備がいつどこで行われたのか明らかにしたが、4日目の警備の開始を予告していなかった。事前通知は、前二回の警備の間、PKK(クルディスタン労働者党・非合法組織)/YPG(人民防衛隊)所属のテロリストに、警備に出た装甲車両への挑発行動の機会を与えないために行わなかったという。アイン・アル・アラプ(コバーニー)近郊での二回目の警備と、カミシリ近郊での三回目の警備の間、テロ組織が挑発する目的での行動を準備していた。

■無人偵察機で監視

入手した情報によれば、警備中のトルコ軍装甲車両が国境ゼロ地点からシリアへ向かっていくロシアの警備部隊と合流した。トルコとロシアの軍事要員は、現地で短い会議を行い(警備する)ルートについて最新の評価をおこなった。この評価の後、12時30分ごろ4度目の警備を開始した。警備(車両)は、以前と同様に空から無人偵察機が監視した。

■8車両で62キロ

4回目の警備の間、トルコ国軍兵士は同地域のテロ組織がどれだけ撤退したのか、重火器を求められたレベルまで撤収したのか否か、陣地と要塞が破壊されたか否かについて詳細に観察してこれらを評価した。4回目の共同警備は約2時間続いた。国防省は、「デルベルシイェ地域で実施された4回目の地上警備に向けて二方面から4台の車両を含む計8台の陸上車両と無人偵察機が参加した。トルコとロシアの軍事要員は(トルコ国境から)10キロ深く、62キロの長さのルートでの警備を完了した」と発表した。
テロ組織PKK/YPGは、平和の泉作戦地域への襲撃を続けている。国防省は、トルコ国軍が平和の回廊設置に向けて現在の合意に完全に従っているにもかかわらず、テロ組織が襲撃を続けていることを発表した。同省は会見で、「PKK/YPG所属のテロリストが平和の泉作戦地域に対し、この24時間に迫撃砲や車爆弾、無人機などを使って計19回、襲撃/攻撃を行った」と発表した。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:48052 )