イラン、国際海事機関に3隻の自国石油タンカーへの攻撃を報告
2019年11月08日付 Jam-e Jam 紙


イランは国際海事機関(IMO)に書簡で3隻の自国タンカーが攻撃されたことを伝えた。

ファールス通信によると、ある米紙は、イランは書簡を通じて3隻の自国石油タンカーが過去6か月間に紅海で攻撃されたことをIMOに伝えたと主張した。

ウォールストリートジャーナルは、イラン・イスラーム共和国は先週(10月30日)IMOに送付されたこの書簡の中で紅海における貿易航路は安全ではないと主張した、と報じた。

同紙がこの書簡に基づき報道したことによると、最初の攻撃は4月1日に起き、その結果『ハピネス1号』は「モーターが故障し、制御不能」となった。次の攻撃は8月に『ヘルム号』に対して行われ、このタンカーは「技術的問題」に見舞われた。3回目の攻撃は10月11日に行われた。3度の攻撃はいずれもサウジアラビア沿岸で行われた。

この書簡は10月11日の攻撃に関し、「我々は、攻撃が一国の、あるいは複数国の政府によって組織的になされたと確信している。なぜならイラン国旗を掲げた他の2隻のタンカーも同様にその海域付近で攻撃されたからだ。」と指摘している。

書簡には続けて、「本件に関する重大な懸念は、これらの攻撃が、短期間にほぼ同じ海域で、本質的に組織化されて行われたという事実により、紅海を船舶の航路として危険なものに変えてしまった、ということだ。」とある。

イラン国営タンカー会社は、今年のティール月(ヒジュラ太陽暦4月/西暦6月~7月)、石油タンカー『ハピネス1号』がサウジアラビアのジェッダ港からイランへ帰港したことを伝えた。

イラン国営タンカー会社は、このタンカーはオルディーベヘシュト月(ヒジュラ太陽暦2月/西暦4月~5月)にジェッダ港から70マイル沖を航行中浸水したと発表した。

イラン国営タンカー会社の発表によると、『ヘルム号』もルダード月29日(ヒジュラ太陽暦5月29日/西暦8月20日)に紅海にあるヤンブ港から75マイル沖を航行中に技術的問題に見舞われた。

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( 翻訳者:UK )
( 記事ID:48074 )