ギュミュシュハーネの湖にローマ時代の財宝?発掘作業終了
2019年11月15日付 Hurriyet 紙
ギュミュシュハーネ県の中心地に繋がるドゥマンル村の境にある、タシュキョプル高原の水源や水流がないディプスィズ湖で法的許可のもと行われた発掘が完了し、チームは現場から離れた。県庁は現場を発掘前の状況に戻したとの発表を行い、ディプスィズ湖は土で埋め戻されたと見られる。
ギュミュシュハーネ県中心地から50km、海抜2140mの位置にある、絶景が目を惹きつけるタシュキョプル高原にあるディプスィズ湖は水源と水流がなく、その「埋蔵品」の噂について、氏名が公開されていない2人の人物から発掘のための申し入れがあった。
ギュミュシュハーネ県庁と文化観光局が発掘許可を出した。ギュムシュハーネ博物館のエリフ・オクテム館長と軍警察の担当者が発掘に同行し、水が排水された湖の現場はショベルカーによって発掘された。
一説によれば湖にあるといわれる金の捜索が行われた。軍警察は発掘現場に近づく許可を誰にも出さなかった。
ディプスィズ湖での4日間におよぶ発掘活動は、埋蔵品が見つからなかったので終了となった。
◼︎アポリナリウスの宝が捜索された
ディプスィズ湖での法的許可のもと行われた発掘で結論に達せなかった一方で、一説によれば地域に一時期いたという、アナトリア半島でのローマ帝国4大軍にあげられる第15軍団アポリナリウスの宝があるとされており、(それについて)捜索されたと明かされた。金があるといわれる湖の発掘が、誰によって行われたかは今のところ明かされていない。
◼︎県庁「湖の現場は元の状態に戻された。」
ギュミュシュハーネ県庁からディプスィズ湖での発掘活動に関して14日、書面で発表が行われた。書面では発掘活動のために2人がイスタヴラマ街区137区画第98区における埋蔵品捜索の要望を出したと述べられ、関係各所の前向きな見解の元、発掘許可がだされたと明かされた。
発表では、「発行された許可にもとづき、2019年11月6日付で内務省、財務省、博物館局の代理人と軍警察のチームの監視のもと前述の現場で埋蔵物発掘が行われた。4日間続いた捜索活動の後、2019年11月10日以降も現場では原状回復活動が行われ、発掘前の状態に戻された。埋蔵品捜索が行われた現場で動産、不動産のあらゆる文化財は発見されなかった。」と述べられた。
◼︎土で埋められた
ディプスィズ湖は水源や水流がなく氷河期時代から残る、1万2千年前のクレーターであり、その発掘活動の完了後、チームは14日に現場から離れた。県庁は湖の現場の原状回復を発表したが、ディプスィズ湖(の穴)は土で埋められて閉じられたと見られる。
道の高さに均された湖には、一方で水流のためのプラスチックパイプが設置された。湖の現場には水が残らず、土石が積まれた状態に戻った。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:48080 )