リビア・トルコ協力合意、国会承認へ
2019年12月15日付 Milliyet 紙

トルコ・リビア間で調印された治安・軍事協力合意が、トルコ大国民議会(TBMM)に提出された。合意によると、2国間で、軍事合意、情報交換、兵站協力、寄付金及び兵站システムの分野で1歩が踏み出される。

トルコとリビアが11月27日に調印した「海上管轄権」と「軍事協力」の合意のうち、前者が先日TBMMで承認され、もう1つの合意文書も昨日(13日)ムスタファ・シェントプTBMM議長の署名によって議会に提出された。合意文書は、外務委員会での会談の後、TBMM総会に提出される予定だ。

■オフィス設立

合意の覚書によって、2国間で治安、軍事教育、防衛産業、テロとの戦い、軍事計画立案、経験の共有、そして要請があれば治安・防衛協力オフィスを設立することにおいて、合意がなされた。合意によると、両国が各自の観点から秘密文書を保持するための特別な対策も取られる。合意によると、2国は相互に軍事資金援助を行い、軍用品の使用を支援する。合意文書に記された協力分野の要約は以下の通り。

・治安・軍事教練
・共同演習への参加
・テロおよび不法移民との闘い
・情報交換及び軍事作戦協力
・兵站協力、寄付金および兵站システム
・軍事医療
・平和維持、人道支援、海賊行為との闘いの作戦行動
・地図作成
・要請があった場合、共同の「防衛・治安協力オフィス」を設立すること
・一方の国の招待により両国の国境内で武装した部隊を含む陸・海・空軍の行動地域に向けて共同で軍事作戦立案、経験の共有、武器システムと装備の使用に向けた教育、顧問を提供すること
・軍法に関する情報の改定

■「相手が望めば派兵する」

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、「リビアが我々にこのような要請をした場合、我々はリビアにも同様に人員を十分なレベルでとにかく派遣することができる。我々とこのような治安合意に調印した後では、いかなる障害も問題とはならない」と述べた。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:48256 )