ガズィアンテプにあるゼウグマモザイク博物館に勤務しており、有給休暇で訪れていた故郷のディヤルバクルの兄の家で自殺した考古学者、メルヴェ・カチュムシュさん(33歳)がいじめにあっていた主張で文化観光省によって始められた行政調査が続けられている。調査の中で、博物館の館長であるE.Öと、2人の専門員が解雇された。
ガズィアンテプにあるゼウグマモザイク博物館で2年間勤務をしていた考古学者のメルヴェ・カチュムシュさんは休暇をとって、故郷であるディヤルバクルにある兄のオメル・オザン・カチュムシュさんの家を訪れた。カチュムシュさんは、月曜日に兄が住むアパートの8階の部屋の窓から身を投げ、自殺を図った。メルべ・カチュムシュさんの遺体は、ディヤルバクルで埋葬が行われた。親族らは、メルヴェ・カチュムシュさんが、博物館で無くなった歴史品の責任をとることについて職場からいじめを受け、精神的に不安定になった結果、自殺を図ったと主張した。考古学者のメルヴェ・カチュムシュさんの自殺後、司法捜査が始められた一方で、文化観光省によっても事件の解明のため調査が始められ、ゼウグマモザイク博物館へ調査官が送られた。調査官が続けている調査の中で、博物館の館長のE.Öと、2人の専門員が解雇されたことが明らかにされた。
同時に、以前に仕事を辞めた人が責任者となっていた「テラコッタ作品」の責任をメルヴェ・カチュムシュさんがとるように言われており、カチュムシュさんは目録が不十分であったため、作品の責任者となることを拒み、職場からいじめを受けていたと主張された。
カチュムシュさんが、作品数が不足していたため責任者となることを拒んだとされる歴史品について数が数えられ始めたと明らかになった。
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( 翻訳者:大畠梨紗子 )
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