最新の情報によると、マニサ県で14時26分にM5.1、14時45分にもM3.5の地震が起きた。震源はクルカーチ(マニサ県)で、深さは11.8km。イスタンブル、チャナッカレ、バルケスィル、ブルサ、イズミルなどでも揺れが観測された。AFAD(緊急事態対策庁)によると、震源地のクルカーチ(マニサ県)ではその後、15時00分にM3.7、17時53分にM4.1の地震が観測された。スレイマン・ソイル内務相は地震後の会見で地震による建物の倒壊はないとした上、地震の規模がM4.8であったことを発表して、「どうか気を付けてください」と述べた。
カンディルリ観測所の発表によると、マニサ県での地震の規模はM5.1であった。
AFAD(緊急事態対策庁)のホームページの情報によると、マニサ県クルカーチ郡で14時26分にM4.8の地震が観測された。震源地の深さは約7キロであった。
■建物2つが被害を受け、9人が病院で診察を受けた。
地震によりクルサル・カラクルト地区にある1階建ての建物2棟が被害を受けた。これらの建物は以前の地震でも被害を受け住民が退去していた。
アクヒサル郡では9人が病院で診察を受けた。2人の妊婦を含む7人は地震による恐怖から受診した。残りの2人は地震で転倒し、病院で診察を受けた。
■ソイル内務相「気を付けてください」
内務大臣のスレイマン・ソイル氏はこの地震に関して、生放送の報道番組で「建物の倒壊は確認されていない。」とし、地震の規模を伝え、「どうか気を付けてください」と言葉を添えた。
■知事府による地震情報の発表
マニサ県で発生した地震の情報がマニサ県府から発表されたが、この地震による怪我や建物の倒壊は確認されていないという。以下のような情報が発信された。
「2020年1月28日14時26分ごろ、クルカーチ郡を震源とするM4.8の地震が発生しました。この地震による人身被害や建物の倒壊はないことを皆様にお伝えします。」
■クルカーチ市長「過去に起きたどの地震もここまで強い揺れではなかった。」
クルカーチ市長イスマイル・ヤシャール・ゲドゥズ氏は、「私たちが推測できるようなことは問題になっていない。」と話した。「過去に起きたM5.4の地震の後も何度も揺れは起きている。千回以上は揺れている。だが、どれも今回のものほど強い揺れではなかった。現在、私を含め市警察、警察、市職員が動き回っている。これまでに危険な事態は起きていない。我々は調査を続けている。どうか被害がないことを祈る。前回の地震で被害を受けた建物はなかった。地震が起きた時、私は移動中だった。市民は前回の地震よりも大きい揺れを感じ、恐怖を覚えたという。引き続き調査を続けたい。」
DHA特派員ジェミル・セヴァル氏も最新の情報でこのように明かした。「地震の時、我々は撮影をしていた。揺れは10~15秒の間感じられた。我々は今地震が起きた地域に向かっている。トルコではいつもそうなるのだが、地震で皆が外に出ている。かなり強い地震が起きたマニサから状況を伝えていくつもりだ。私も地震が起きた時外にいたが、非常に強い揺れが感じられた。みなが建物から逃げ出てきていて、そこで見た状況は非常に緊迫していた。人々はかなり強い揺れを感じたようだった。」
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( 翻訳者:榎本恵実 )
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