チャヴシュオール外相、ギリシャ非難「トルコ系少数民族と呼べ」
2020年02月19日付 Hurriyet 紙

最新のニュースによれば、メヴルト・チャヴシュオール外相は、「民主主義発祥の地と言われる国家の大統領が再びトルコ系ムスリム少数民族に対してギリシャ系ムスリム少数民族と呼んだ。ヨーロッパ人権裁判所の決定にも関わらずである。あなた方は言いたいように言えば良い。西トラキヤにおけるトルコ系少数民族は何百年もトルコ人であり、これからもトルコ人である。」と述べた。3月14日に任期満了となるパヴロプロス大統領は、2月16日に西トラキヤを訪問し、そこで行われた会見で少数民族について言及し、ローザンヌ条約によれば、西トラキヤのトルコ人はただの宗教的少数派であり、イスタンブル正教のギリシャ人はというと民族的少数派であると述べた。

チャヴシュオール外相は、ツイッターに投稿したツイートにおいて、「民主主義発祥の地と言われる国家の大統領がトルコ系ムスリム少数民族に対してギリシャ系ムスリム少数民族と呼んだ。ヨーロッパ人権裁判所の決定にも関わらずである。あなた方は言いたいように言えば良い。西トラキヤにおけるトルコ系少数民族は何百年もトルコ人であり、これからもトルコ人である。」と述べた。

3月14日に任期が満了となるパヴロプロス大統領は、2月16日に西トラキヤを訪問し、そこで行われた会見で少数民族について言及し、ローザンヌ条約によれば、西トラキヤのトルコ人はただの宗教的少数派であり、イスタンブル正教のギリシャ人はというと民族的少数派であると述べた。

パヴロプロス大統領は会見でイスタンブルのルーム(トルコに住むギリシャ系住民)を「ギリシャ系少数民族」と述べ、トルコ系少数民族については「ギリシャ系ムスリム少数民族」と表現した。

ギリシャは「トルコ系少数民族」という表現がローザンヌ条約において採択されていないことを取り上げ、少数派に民族アイデンティティの定義の権利を認めていない。

1950年代までに少数民族の学校や組織の名前における「トルコ人」という表現の使用に関し通達を出したギリシャは、1970年代に政治的理由によりこの政策を変更し、トルコ人ではなくムスリムという言葉を使用することを強制した。この範囲において、コモティエとクサンチで名称にトルコ人という言葉が入っていた組織が裁判の決定により閉鎖された。

ギリシャに有罪判決を下したヨーロッパ人権裁判所の決定にも関わらず、その名称に「トルコ人」という言葉が使用されている組織の運営と新規組織の設立がギリシャ当局によって認められていない。

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( 翻訳者:森彩音 )
( 記事ID:48569 )