北キプロス・トルコ共和国(KKTC)の宗務庁は、新型コロナウイルス(Covid-19)の流行に対する措置の中で二次決定が出るまでは集団礼拝を禁止すると発表した。
宗務庁から出された書面での声明では、礼拝所でのウイルス感染の危険性に対して以前から講じられていた措置への追加決定が発表された。
金曜夜に行われた閣僚会議の決定に基づいて出された今回の声明では、3月14日から4月1日までの間、教会や労働組合、地域での集会や集団礼拝の禁止並びに、特定の機関を除くすべての公務員が指定期間中は行政許可に基づく休暇を取ることが決定されたと述べられた。
今回の声明において宗務庁によって決定された3月14日から4月1日までの新措置には、以下の項目が含まれる。
「モスクは外出している人々が礼拝を行うために開かれているが、職員らは行政許可に基づき休暇を取ることになります。アザーンは中央アザーンシステムより、警備職員によって途切れることなく詠唱されます。金曜礼拝についても、指定期間中における礼拝は自宅で行うことを強く求めます。この期間中、モスクでは金曜礼拝を含む集団礼拝は2回目の決定が出されるまで禁止となります。」
「尚、葬儀など必要不可欠な状況においては、職員は最大限の予防策を講じて職務を遂行しなければなりません。ウイルスに感染したご遺体への祈祷や埋葬手続きについては、保険証や国防総省といった健康及び災害状況に対する権限及び認可を持つ組織が設定した規則に従って、これら組織と完全な協力体制のもとで実行されます。」
宗務庁は以前にもウイルスに対する予防策として、モスクの消毒や職員への認知、リスク集団を始めとするあらゆる感染症を発症しているムスリムに対し、礼拝は自宅で行うよう求めるなどの決定を行っていた。
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( 翻訳者:指宿美穂 )
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