エルズルム県のオカイ・メミシュ知事の下で、県の衛生委員会が召集され、新型コロナウイルス対策の内容として7つの決定を下した。決定のうちの1つは、外を3名以上の人が一緒に歩くことが禁止とされた。街路や路地で歩いていたり車に乗っていたり、あるいはドローンで空から確認されたりした3名以上のグループは、警察によって呼び止められ、ソーシャル・ディスタンス(安全な距離を確保しながら)で自宅へと帰宅するということが注意された。
“この県へ、いかなる手段(陸路・空路)であれ入ってきた人々は、14日間の間居住地から移動しないことへ、警察チームにより追跡がなされること。警察チームにより空港・オトガル(長距離バスターミナル)や、そして本県へ入ってくる路線で必要な手続きがなされ、本県へ入ってくる人に対しては14日間の自宅待機が文書によって通知されること。この人が居住地から離れることができないことへの警告に従わない者へは、公共衛生法282号に基づき3150トルコリラの、行政による罰金が適用されること。市から県の中心へ来る車両は、買い出し、生産工程に必要なもの、保健以外では、不要なことで県の中心部へ来ることは2020年4月30日まで認められないこと、やむを得ない場合に限り、郡長から「移動許可証明書」を取得したうえで市から出ることができること。この県の全ての街路・通りでは、3名以上の人からなるグループの状態で外を歩くことが禁止され、従わない人は警察によって質問がなされること。市民がスーパーマーケットや市場といった場所において子供と歩き回ることを防ぐための、子供をスーパーマーケットや市場に入れないこと。そして、上述の決まりに従わない人は、警察に追跡され尋問されることが厳しく実施されることが決定された。”
エルズルムの中心部でグループとなって歩き回っていた人は、決定を知らなかったと説明し、警察の警告によって、ソーシャル・ディスタンスを取りながら、帰宅した。
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( 翻訳者:宮崎友裕 )
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