新型コロナウイルス影響下で中東諸国の景気後退(2)
2020年04月06日付 al-Quds al-Arabi 紙
■サウジアラビア、UAE、エジプトの購買担当者景気指数が記録的低下
【イスタンブール:アナトリア紙】
サウジアラビアの指数は2月期の52.5ポイントから3月期には42.4ポイントにまで低下し、ウイルス蔓延を防止するための緊急措置が取られている状況の中で、非石油民間部門はここ十年間で最も速いペースで後退した。報告書の中では、取り上げられている企業のうち大多数は、世界規模の公衆衛生上の危機のもとで、商業活動の後退と事業の閉鎖・計画の遅延との間に関連性をもつことが指摘された。
同社は、商業活動や新規受注、購買品在庫の急激な減少が、サウジアラビアのPMIに影響を与えた主な要因であると報告した。エジプトでは先々月の指数は47.1ポイントであったが、先月には44.2ポイントまで低下した。また報告書は、同国の非石油民間部門が先月中、観光業や消費者支出の停滞を伴うコロナウイルス流行の影響を回避できなかった点に注意を促した。さらに、これによって雇用が減少し、将来的な生産に対する信用が記録的低水準にまで低下したため、商業活動と売上高の両方の急激な減少がもたらされたことを明らかにした。PMIは、5つの主要なパラメータ(新規受注量、在庫レベル、生産高、供給者の納入量、雇用・労働環境)に基づいている。
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( 翻訳者:今中志穂 )
( 記事ID:48848 )