栄養学者であるアフマド・ラーヴァンディー氏は、よい精神状態にあり、規則正しく十分な睡眠をとり、適切な食事を摂取することは、人々の免疫システムの水準の向上や、新型コロナウイルスとの闘いにおいて最も重要な効果のある要素の一つであると確信している。

　同氏は金曜日、IRNA（イスラーム共和国通信）の取材に対し以下のように語った。「食事はウイルスとの闘いにおいて、体の免疫システム及びその反応方法と密接な関係にあり、よい精神状態にあり十分な睡眠と適切な食事をとることは人々の免疫システムにおいて最も重要な効果のある要素のひとつである。」

　彼は、たんぱく質の摂取は、特に新型コロナウイルスに感染した人々にとって必要であるとし、体の免疫システムの改善のためには、豊かなたんぱく源であるナッツ類・穀物・火の通った肉の摂取が必要だと語った。

　ラーヴァンディー氏は、ソーセージ、ハム、キャバーブ（焼肉）といった肉製品の摂取を避けることを推奨し、キャバーブ（焼肉）類は生焼けが原因で感染が拡がる恐れが増すと続けた。

　「卵も免疫システムを向上させる有益な食物の一つで、火を通した状態で食べるべきである。また、ホレシェ・フェセンジャーン（肉・クルミ・ザクロのシチュー）などのイランの伝統料理は、消化しやすく高たんぱくで、体の免疫システムの助けになる」とした。

　彼は、どの食品グループもほかの食品グループの代わりになりえないため、身体の免疫システム向上のためには必ず乳製品も常備し、はちみつ、ナツメヤシの実、バナナと併せて摂取することが、昨今の新型コロナウイルスをとりまく厳しい状況において有益であるとした。そして、タンパク質と十分な水分は日常的に摂取すべきであり、また、果物、特にバナナと柑橘類、野菜、穀物、豆類、肉、乳製品を含むすべての食品群の摂取が必要であると付け加えた。

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（ 翻訳者:HA ）
（ 記事ID:48887 )