コロナ閉鎖でサウジアラビアに60日間足止めのトルコ人運転手ら、帰国へ
2020年05月02日付 Milliyet 紙
サウジアラビアのドゥバー港へ荷卸作業をしていたトルコ人トラック運転手64名は、コロナ禍によって帰路の船がなくなり当港で60日間足止めされていたが、ハタイ県選出で公正発展党所属のフセイン・シャンヴェルディ議員の手引きによってトルコに帰国することとなった。
トルコ人運転手らは、トルコで受け取った様々な荷物をサウジアラビアに搬送しドゥバー港に荷卸しした。仕事を終えた運転手らは、復路の船が見つからずトルコに帰国することができなかったために、60日間サウジアラビアのドゥバー港で帰路につけるまで待機した。世界中に広がるコロナウイルスの影響でRO-RO船の運航が停止したことにより、トルコ人運転手らは60日間に及ぶ当湾での足止め状態が続いたが、ハタイ県選出で公正発展党所属のフセイン・シャンヴェルディ議員による、レバノンに本部を構えるRO-RO船会社との交渉を通して、トルコ人運転手らの帰国が手配された。
■5月4日月曜日、イスケンデルン港到着予定
ハタイ県選出で公正発展党所属のフセイン・シャンヴェルディ議員は、レバノンに本部を構えるRO-RO船会社の関係者との交渉は前向きな形で終わり、60日間ドゥバー港で足止め状態であった運転手らは自身のトラックとともに乗船し帰路に着いたことを明らかにした。シャンヴェルディ議員は、文書の中で、以下のように述べた。
「我々はレバノンに本部を構えるRO-RO船会社の関係者と交渉を行いました。関係者の方には、コロナ禍の影響で他に荷物はないためサウジアラビアに向かう船は無いと言われました。しかし、我々の同胞である運転手の方々をトルコまで連れてきてもらうようお願いするとそれを実行に移してくださいました。ハタイ出身の64名のトラック運転手の方々は、60日間足止め状態であったドゥバー港からRO-RO船に乗船し、トルコへの帰路に着きました。航海の最中である船は、5月4日月曜日の午後にはイスケンデルン港に到着する見込みです。運転手のみなさんもご家族と再開できることでしょう。」
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( 翻訳者:田辺清鼓 )
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