ウズベキスタンでは大雨の影響でシルダリヤ州にあるダムの壁が一部決壊し、数百軒の民家が水没、7万人が当該地域から避難した。
非常事態省のムラド・サディコフ報道官は、大雨によりダルドバダムの壁の一部が決壊したことで大量の水がダムから流出したと発表した。
サディコフ報道官は、当該地域の農地と一部の住宅街が水没し、数百軒の民家が損害を受け、56人が負傷、洪水が発生したダム付近に住む住人7万人が当該地域から避難したと伝えた。
救急隊が救助作業を継続中であると合わせて述べたサディコフ報道官は、さらにダムの水を別の河川に流した結果、現在ダムからの流出は止まった状態であるとも発表した。
非常事態省は、昨日(4日)大雨によりダムで洪水が発生したと発表した。
大統領府報道局が発表した声明では、災害発生後に当該地域に赴いたシャヴカト・ミルズィヤエフ大統領はいまだ被災地にとどまっていると伝えられた。
決壊したダムの調査後に被災者らと面会したミルズィヤエフ大統領は、避難している人々のために必要なすべての条件が満たされるよう努めると述べるとともに、「すべての力と手段を総動員するつもりだ。状況が改善するまで、私を含む管理者らはみな現場から離れることはない」と話した。
2017年に建設されたサルドバダムは9億2200万㎥の貯水量を誇り、シルダリヤ州及びジザフ州の農地の灌漑に使用されている。
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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:49010 )