サムスン広域市のイルカドゥム区で、夕方のエザーンが正しい時刻より1時間早く放送された。ブルサ広域市のカラジャベイ区でも夕方のエザーンが定刻より6分早かったせいで、多くの人が早く断食明けをしてしまった。区のムフティーは中央システムにより夕方のエザーンを誤って早く流してしまい、エザーンに従って断食を早く終えてしまった人達は後日代替えする必要があると述べた。
区では夕方のエザーンは、中央システムにより一部のモスクで18時41分に放送された。イフタール(断食明けの食事のこと)の時間を待ち望んでいた市民は、エザーンが1時間早く読み上げられたことに困惑した。
この状況に気付くと、「誤りがありました、どうか断食をやめないでください。時間はまだ45分残っています、断食をやめないでください」と呼びかけた。
県知事府の書面による発表では、以下のような文言があった。
「5月3日日曜日にイルカドゥム区ムフティー局付属のビュユック・モスクに務めるミュエズィン(礼拝の呼びかけ人)兼管理人はイフタールまでの時間を1時間余り残して誤ってエザーンを読み上げた。このエザーンの誤りの直後に、区のムフティー局は注意アナウンスを放送した。この件に関して行政による調査が始まっている。皆さんにお詫び申し上げる。」
■ブルサでは定刻より早く放送されたエザーンが原因で、多くの人が早くに断食を終えることを余儀なくされた
ブルサ広域市のカラジャベイ区では夕方のエザーンが定刻より6分早く流されたことで多くの人が断食を早めに終わらせてしまった。区のムフティーは、中央システムから誤って夕方のエザーンが定刻より早く読み上げられ、このためエザーンを信じて断食を早く終わらせてしまった人々は後日に断食の代替えをしなければならないと述べた。
カラジャベイ区にあるウル・モスクに務めるイマームが、夕方のエザーンを6分早く読み上げた。その声は中央システムを通じてカラジャベイ区全域のモスクで同時に流された。間違いに気づいた市民もいたが、気づかなかった市民はこれによって断食を6分早く終えざるを得なかった。
およそ8万5千人のカラジャベイ区の市民は、以下のように述べている。
「断食はエザーンとともに終わります。エザーンが早く流されると、断食も6分間早く終えてしまった。我々はイマームに従って行動します。現在はみんな各々どうなるのかと尋ね合っています。連続して3回エザーンが読み上げられましたが、みんな最初のエザーンで断食を明けました。」
カラジャベイ区のムフティー、ナジ・ヤルチュンカヤ氏は、「親愛なるカラジャベイ市民の皆さん、中央システムが夕方のエザーンを誤って早く流したせいで、エザーンに則って定刻より早く断食明けをしてしまった人は、後日に断食の代替えを行うことになります。中央センターを通してエザーンを読み上げた同輩たちは、間違いを深く詫びています」と話した。
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( 翻訳者:佐々木萌乃 )
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