新型コロナウイルス感染予防のためにどの面を一番消毒するべきか?
2020年06月10日付 Hamshahri 紙
最新の研究によると、新型コロナウイルス感染予防のために携帯電話の画面や綿、木材の表面はガラスや鋼の表面よりもしっかり消毒しなければならない。
【ハムシャフリー電子版】新華社通信を引用したファールス通信の記事によると、都市や様々な物の表面で新型コロナウイルスが生存できる環境に関する最新の研究で、温度や湿度、物の材質がCOVID-19を含む飛沫が乾燥するまでの時間に関係があると分かった。
研究者たちは、COVID-19に感染した人の呼吸器飛沫が乾燥するまでの時間を、ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルス、マイアミ、シドニー、シンガポールの世界6都市で、様々な物の表面を対象に研究をおこなった。
この飛沫は、新型コロナウイルスに感染した人が咳やくしゃみをしたり、湿度の高い状況で会話をしたりした時でさえ口や鼻から出てくる。
新型コロナウイルスが消滅する時間の計算は数学モデルを利用した。
・新型コロナウイルスの生存に対する湿度の影響
この研究によると、周囲の温度が高くなるとウイルスを含んだ飛沫の乾燥が進み、ウイルスの生存可能性が著しく低下する。そして、湿度が高い場所では物の表面についた飛沫はより長く残り、ウイルスが生きた状態でとどまる可能性が高まる。
研究者たちは、ウイルスを含む飛沫が乾燥する時間を屋外の空気の様々な条件の中で調べ、このデータがCOVID-19感染症の感染スピードと関係があるのかどうかを調査した。
この研究論文の著者の一人であるアミット・アグラワル氏は、「飛沫の中でのウイルスの生存時間を知ることは、インフルエンザA型のように呼吸器飛沫で感染するほかのウイルスを知ることに役に立つ」と述べた。
この研究は、ガラスや鋼の表面は比較的疎水性が高く、飛沫が蒸発しやすいので、これらよりもスマートフォンの画面や綿、木材の表面をしっかりきれいにしなければならないということを示している。
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( 翻訳者:SR )
( 記事ID:49343 )