イラン外務次官:対IS戦闘へのファーテミユーン強制投入とイランのターリバーンに対する武器供与を否定(1/4)
2020年07月19日付 Iran 紙
―イランの政務担当外務次官は、イランがターリバーンと体系的な関係性を持たないことを強調した。
イランのセイエド・アッバース・アラーグチー政務担当外務次官は、アフガニスタンの民放TOLOnewsのインタビューに応じ、イランとターリバーンの関係性について、「ここ数年アフガニスタンの様々な勢力と接触しているが、同様にターリバーンとも接触することで、彼らの考えを聞いたり、我々の意見を伝えたりしている。ある時はターリバーンの代表がイランを訪れて私と話をしたし、またある時は別のターリバーンの代表がイランで我が国の外相と会談を行なった」と述べた。
アラーグチー氏はターリバーンがイラン国内に事務所を構えていないことを強調し、イランがターリバーンに対して武器と訓練を提供したとする一部の主張を否定した。
同氏は、「我々の対ターリバーン政策は明確である。誰しもがターリバーンの本質について理解しており、どの国がターリバーンをつくり出し、現在どこを拠点とし、どの国々と会談をしているのかを知っている」と述べた。
また、アラーグチー氏は「我々はアフガニスタンの憲法と政治制度が維持されることを確信し、同様にもしターリバーンが政権に参加したいのであればアフガニスタンの合法的な政府や同国の他の勢力との対話に加わらなければならないと信じている」と語った。
◆アフガニスタン国民と衝突する意図は全くない
アラーグチー氏は米国とターリバーンの会談とその合意内容について指摘し、「イラン政府はターリバーンに対して資金や武器を提供していない。また、アフガニスタン政府を除外した形でターリバーンと交渉したり一つの合意も結んだりしたことはない」と強調した。
同氏はこのインタビュー中に別の話題について語った際も、「イランにはアフガニスタン国民と衝突する意図や政策は全くない」と述べた。
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( 翻訳者:KMMK )
( 記事ID:49591 )