イラン外務次官:対IS戦闘へのファーテミユーン強制投入とイランのターリバーンに対する武器供与を否定(2/4)
2020年07月19日付 Iran 紙
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◆ファーテミユーンを強制的に対IS戦闘のためにシリアへ派遣していない。
イランのセイエド・アッバース・アラーグチー政務担当外務次官は、アフガニスタンの民放TOLOnewsのインタビューに応じ、一部のアフガニスタンの人々はイラン政府がイラン国内のアフガニスタン人を「ファーテミユーン」部隊という形で戦闘のために強制的にシリアへ派遣していると信じていることに基づいた質問に対し、「シリアでの戦闘に関してはテロ組織ISとの戦争と述べた方が良い」と指摘した。
その上で、対ISの国際的な戦いが形成されており、その中でイランも重要な役割を担っているとし、「もし我々がイラクやシリアでISに対抗していなかったら、必ずやテヘランやカーブル、パリやロンドンの通りで彼らと戦わなければならなかったに違いないと確信しており、欧州諸国自身もこの結論に達している」と語った。
同氏は、対IS戦闘へは様々な軍隊が参加したが、ファーテミユーンもムジャーヒド[訳注:聖戦の戦士]の部隊から組織されていて、彼らは自発的にISとの戦いに参加しており、IS壊滅において役割を担ったと説明し、ファーテミユーンが強制的にこの戦闘へ参加させられているという一部の主張に対しては、「あなた方は強制的に派遣された人物を一人として見つけることはできない」と主張した。
アラーグチー氏は、「ISとの戦闘とシリアにある聖地の防衛には、前線に多くのシーア派の義勇兵が集まっており、ファーテミユーンもまた、真剣かつ自発的にこの戦いに参加した義勇軍であった」と述べた。
続けて同氏は「ファーテミユーンはアフガニスタンの治安を守ったと私は考えている。もし我々がISとシリアで戦わなかったら、間違いなくISとカーブルで戦うことになったはずだ。現に今日、一部の国が多くのIS戦闘員をアフガニスタンに移送しているのを目の当たりにしている。」と主張した。
アラーグチー氏は、「ファーテミユーンは自身の命をアフガニスタンと地域の安全保障のために捧げる自己犠牲的部隊であり、ISと戦うために彼らを強制的に派遣したことは一度もない」と強調した。
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( 翻訳者:KMMK )
( 記事ID:49639 )