キッザニア遊園地、8月1日オープン
2020年07月28日付 Milliyet 紙


子供たちの国「キッザニア・イスタンブル」は全世界に影響を及ぼしているコロナウイルスの流行の後の「ニューノーマル」のルールと手引きによった追加対策をとった。8月1日から楽しみながら学ぶ体験が再開される。キッザニア・イスタンブルCEOのエブル・ティムール氏は、「衛生的で安全なキッザニア体験」の原則がソーシャルディスタンス、マスクの着用、最小限の接触、最大限の衛生の4つの基本ルールからなっていると述べた。

子供たちの国「キッザニア・イスタンブル」は、トルコで初めてコロナウイルスの感染者が発見された際に自発的に3月14日から業務を停止した最初の法人であった。閉鎖中、トルコ共和国国民教育省、保健省、科学委員会により発表された手引き、国際アミューズメントパーク・アトラクション協会(IAAPA)が発表したものに準じて、準備を整えた。産業医や労働安全衛生の専門家の調整の下、「ニューノーマル」に沿った対策を実現した。「子供たちの国」は、「衛生的で安全なキッザニア体験」の原則により対策が強化され、8月1日から再び来場者に開放される。

■従業員全員に特別な教育

ニューノーマルのルールが徹底的に実行されていると明らかにしたキッザニア・イスタンブルCEOのティムール氏は、4つの新たな基本ルールがソーシャルディスタンス、マスクの着用、最小限の接触、最大限の衛生であると述べた。ティムール氏はニューノーマルの準備の最初の段階が労働衛生・安全であると強調した。同氏は、「全ての職員が開園とその後の手順に関してオンラインと実地で産業医と労働安全衛生の専門家から特別な教育を受けた。キッザニア大学のグローバル教育により私たち従業員は流行下での子供たちとのコミュニケーションについても教育を受けた。」と述べた。

■「私は健康です」という申告フォームでキッザニア・イスタンブルに入場

キッザニア・イスタンブル入園後の優先順位は、平常通り従業員と来場者の健康と安全に置かれている。入場はアカシアの食堂階にあるキッザニアのドアから行われる。来場者全員が「私は健康です」という申告フォームに記入し、衛生管理者のチェックを経て入場する。

■場内の人数は管理されアクティビティの収容人数は削減

キッザニア・イスタンブルでは管理された社会生活下で子供たちが楽しみながら学んでいく全てのアクティビティが更新された。ソーシャルディスタンスのルールは、アクティビティ、休憩、食事場所も含む場内全体で適応となる。また、場内の収容人数は60%に下げられ、入場制限がなされる。

■宇宙技術により楽しみながら学ぶ体験

換気システムは100%外気により供給され、空調がなされる。NASAの宇宙ステーションやスペースシャトルで空気をろ過するために利用される技術に似たものが場内全体で使用される。換気プラントでは紫外線が使われ、バクテリアやウイルスから99.9%の確率で保護される。

■キッゾの銀行カード

ティムール氏は、「キッザニアには各国同様に通貨がある。来場者は職業体験時に現地通貨であるキッゾを手にし、あるいは支払う。場内にある全ての用具同様にキッゾもナノシルバー技術により消毒されている。しかし、来場者が安心できるように、紙のキッゾの代わりに銀行カードの利用を推奨している。入場するときに渡すキッゾの銀行カードは各人専用になりアクティビティでは非接触で利用できる。」と述べた。

キッザニア・イスタンブルで衛生的で安全に楽しみながら学ぶ体験のためにとられる他の対策は以下のようである。

キッザニア・イスタンブルの入り口で看護師によって体温測定がなされる。38℃以上の人は医療機関で診察を受けることが推奨される。

全てのアクティビティの後に定期的な清掃作業を行う他、三時間に一度の大規模清掃により全ての場所と用具が消毒される。衛生基準が最も高いレベルとなった場内では、管理は「衛生チーム」によって絶えず行われる。来場者はキッザニア大学に新たに開設された健康科学部でコロナウイルスについて学ぶ。学んだあと、子供たちは「衛生大使」としてルートとチェックリストを持って他のアクティビティの場所でマスクやソーシャルディスタンスといった事柄を確認する。

アクティビティで着用される仕事のコスチュームは毎日一人の来場者に利用される。閉園後にコスチュームは蒸気の機械により殺菌される。また、毎週末にドライクリーニングで高温洗浄がなされる。

来場者が頻繁に触るエスカレーターの手すりは自動清掃システムで瞬時に清潔にされる。最小限の接触という方針によって特定のアクティビティではソーシャルディスタンスのためにテクノ(テープ)バリアーが設置される一方、適切なアクティビティの扉は撤去された。他のアクティビティのスペースでもドアノブが撤去され、恒常的に開放される。

エレベーターは障がい者、妊婦、ベビーカー、高齢者の来場者のみに、一運行につき最大で二名で使用可能となる。ボタンを押す代わりペダルを踏むことによって行き先階につくことが出来る。

トイレでもソーシャルディスタンス、最小限の接触、最大限の衛生のルールが徹底される。トイレ・スペース入口のドアは取り除かれ、並んだ個室、小便器、洗面台は間隔をあけて利用される。蛇口と石鹸口はセンサー付きのものに新しくされたほか、乾燥機は「ニューノーマル」の期間、使用されない。

ニューノーマルではロッカー、車いす、ベビーカー、子供用の椅子は使用されない。

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( 翻訳者:岩坂翼 )
( 記事ID:49648 )