ヴァン湖集水域で餓死したとされるカモメに地元住民は気を揉んでいる。毎年カモメの集団死が起こると話す市民らは、新型コロナウイルス感染症のために一層心配していると語った。
繁殖期には人間がおらず危険のない場所を選ぶカモメは、ヴァン湖集水域の特にアドゥル島に渡ってくる。地元住民には「カモメの島」として知られるアドゥル島に来るカモメは、ここに卵を残していく。多くのカモメが餓死しているのが明らかになり、カモメの大量死は住民らを不安にさせている。
■「死の調査を望む」
病気にかかるのを恐れていると話す住民らは、カモメの死を受け湖に入れなくなったと話した。アドゥル島の住民のひとり、アフメト・チュクラさんは、カモメが食料を求めて家々に入ってくるとして、次のように話した。
「この事態は単純に見えても、我々にとって非常に重大なことです。海岸線で何百、それどころか何千羽ものカモメが死んでいます。我々はこのことに非常に気を揉んでいるのです。湖に入ることができません。新型コロナウイルスの流行のためにより一層心配です。食料を求めて来るカモメは家の中にまで入ってきてそこで死ぬのです。我々は行政によって直ちにカモメたちの死が調査され、海岸が清掃されることを望んでいます。病気にかかるのを恐れています。ここではとても嫌な臭いがします。」
■「海岸の清掃を望む」
海岸に散歩に来ていたソンギュル・ウチェルさんは、「カモメの死を絶えず見ています。そもそも世界もこの国も新型コロナウイルス感染症禍にあります。我々はこのことを受けとても不安を感じているのです。行政には解決策を期待しています。私たちは絶えずカモメの死を目撃しています。けれども原因が分かりません。カモメの死が調査され、海岸の死骸も片付けられるのを望んでいます」と話した。
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( 翻訳者:佐藤くるみ )
( 記事ID:49728 )