ターリバーン報道官 イラン政府はアフガンの問題解決に向けてその意思を示している(1)
2020年08月08日付 Iran 紙


“カタールにあるターリバーン政治事務所の報道官は「イラン政府はアフガニスタン人間の問題解決に向けてその意思を示し続け、我々はイランの協力を歓迎する」と述べた。”

 カタールにあるターリバーン政治事務所のスハイル・シャーヒーン報道官は土曜日(8月8日)、ロシアのRIAノーボスチ通信のインタビューに応じ、アフガニスタンの問題解決におけるイランの役割や、ロシアが在アフガニスタン米軍兵士殺害のためにターリバーンを利用したという告発について、またロシア政府がターリバーンに武器を供与しているか否かや、米国との合意とアフガニスタンからの米軍撤退の実施プロセス、そしてアフガニスタンの平和への展望とそこでのロシア政府の役割などに関する質問に回答した。


◆ロヤ・ジルガの開催はアフガニスタン和平プロセスの障害となる

 シャーヒーン報道官は、ターリバーンの囚人解放問題[を話し合うために]8月7日から召集されているロヤ・ジルガについて、「いわゆる現在のロヤ・ジルガはカーブル政権によって招集されるが、我々からしてみればこの議会は違法であり、そこでの決議は無効である」と述べた。

 また、「第二に、我々にはドーハで署名した米国との合意がある。この合意によると、ターリバーンの囚人は解放されなければならない。合意文書には[現政権とターリバーンによる]アフガニスタン間対話を実施する前に、ターリバーンの囚人5千人が解放されなければならないと明記されている。これを実行するためにロヤ・ジルガを召集する必要はない」と続けた。

―(2)に続く―

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( 翻訳者:KMMK )
( 記事ID:49746 )