トルコ政府とロシア政府は、リビア問題に関する会談を続けることで合意した。ロシアのラヴロフ外務大臣は、イドリブでの活動も進行していると発表した。
ロシア外務省はリビア問題においてトルコと会談を続けることに関して合意したことを発表した。
外務省の文書声明で、ロシア政府とトルコ政府がリビア問題に関して、昨日首都モスクワで会談を行なったことが伝えられた。
声明では、ロシア代表団はウラジーミル・プーチン大統領の中東アフリカ諸国特別代表を務めるミハイル・ボグダノフ氏が、またトルコ代表団はセダト・オナル外務副大臣が団長を務めたことが伝えられ、リビアのファーイズ・アル・シラージュ首相と、トブルク議会のアグイラ・サーレハ議長が、衝突停止に関して以前行った発言の重要性が強調された。
また、「ロシア政府とトルコ政府は、全ての主要な政治勢力と団体が参加して、リビア人の間で建設的な対話が行われるよう補佐役となるという点において、今後のアプローチを調整していくことを確認した」と記されていた。
ドイツの首都ベルリンで1月19日に行われた会議の決定を適用させる必要があることも指摘され、「リビア問題の解決において、ロシアとトルコの委員会の間で会談が続けられることで合意に達した」と記された。
■ラヴロフ氏「イドリブでは進展が見られる」
ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務相はシリアのイドリブ地域ではトルコとともに行っている活動に進展が見られると述べた。
ラヴロフ氏は、外務省外交アカデミーで行った演説で、最新状況に関する発表を行った。
トルコとイドリブ非武装地帯で行っている活動を評価したラヴロフ氏は、「イドリブではまだまだ多くの仕事があるが、発展が見られており、最も重要なことは、そこでは血が流れるような事件が起きていないということだ」と話した。
イドリブの幹線道路M4線では、トルコとロシアの部隊により共同巡回が行われていることを強調したラヴロフ氏は、「過激派組織の抵抗があり、道路の巡回は迅速には進んでいない。しかしながら、毎回数キロメートル追加されている。巡回は、最近では道路全域で実行された」と述べた。
ラヴロフ氏は「結果は100%ではないが、悪くはない。活動は進展している」と述べた。
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( 翻訳者:瀬戸慈弘 )
( 記事ID:49824 )