危険な輸入品
2020年09月14日付 Cumhuriyet 紙
共和人民党副党首アリ・オズトゥンチは、トルコの輸入割当制度の導入に対して、廃棄物の輸入が年間50万トンを超えていることに注意を引き、「トルコは世界のゴミ箱に変わっている」と警告を発した。
オズトゥンチ副党首は、共和人民党中央執行委員会に提出した報告書で次のように述べた。
■50万トンを超えた
中国、マレーシア、ベトナム、タイ、インドといった国々が廃棄物の輸入に関し制限を行ったことも影響して、トルコの廃棄物輸入が増加した。トルコ統計局のデータによると、2009年に7169トンであったプラスチックごみの輸入は、2019年10月時点で年間52万4580トンに上った。
■危険な廃棄物もその中に
危険な廃棄物が話題になっている。輸入される廃棄物に様々なコードが付されているのは、輸入を通じて危険な廃棄物がトルコに流入しているとの疑いを生む原因となっている。税関で「再生可能な廃棄物」と説明され、にせの表示で国内に持ち込まれる何トンものごみがトルコの様々な場所で投棄されているとの噂が話題となっている。
■再生が損失を生んでいる
輸入された廃棄物の中には農薬や薬品の包装物、医療廃棄物、金属油梱包物といった危険な廃棄物に分類される廃棄物もある。こうした物では廃棄物の再生化は不可能であり、リサイクルするにはより多くのエネルギーや水が必要である。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:49884 )