トルコに威嚇的な姿勢を取りつつ東地中海地域における緊張を高めるフランスのクレマン・ボーヌ・ヨーロッパ問題担当副大臣とキプロスのハラランボス・ペトリデス国防大臣は、軍事ヘリコプターに搭乗し、東地中海にいるヤヴズ掘削船及び北キプロス政権下にあるヴァロシャ(マラシュ)周辺を飛行し、トルコを新たに挑発した。
東地中海でトルコが正当な権利を訴えたことは、ギリシャ、フランス、キプロスを慌てさせ続けている。フランス政府は同地域で緊張を高める新たな一歩を踏み出した。
トルコ-EU関係を議題として9月24日~25日開催予定の欧州会議に先立ち、フランスのクレマン・ボーヌ・ヨーロッパ大臣は、協議を行うためにキプロスを訪問した。
キプロス・メディアは、同大臣の訪問を「現状を自らの目で見ることを望んだ」と報道している。ボーヌ大臣はキプロスのニコス・アナスタシアディス大統領およびニコス・フリストドゥリディス外務大臣と会談を行った。
ボーヌ大臣は、会談で発した声明の中で、フランスがトルコへのEUの制裁措置に関してあらゆる手段を尽くす用意がある、と述べた。
■禁止区域で挑発目的の飛行か
フランスのヨーロッパ問題担当副大臣ボーヌ氏とキプロス国防大臣のペトリデス氏は、軍事ヘリコプターに搭乗し、東地中海にいるヤヴズ掘削船と北キプロス政権下にあるヴァロシャ周辺を飛行して、トルコに新たに挑発した。
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( 翻訳者:木内唯理 )
( 記事ID:49910 )