皮ごと食べた方が良い果物
2020年09月14日付 Hamshahri 紙


 多くの人は,例えば桃などの果物の皮を剥き,その後果実を食べている。にもかかわらず,桃などの果物の皮を剥くことは大きな間違いであるらしい。

【ハムシャフリー電子版】「エンテハーブ[イランのニュース専門サイト]」によると,多くの人が,例えば桃などの果物を食べるとき,皮を剥き,それから果実を食べている。果物や野菜の皮には,抗酸化物質,食物繊維,各種のビタミンやミネラルが果肉よりもずっと多く含まれている。

 皮つきの果物や野菜[原文では「皮のない果物や野菜」となっているが,誤植であると思われるため「皮つきの果物や野菜」と解釈,訳出]は,皮のないものに比べて,33%食物繊維が多く含まれている。

 果物の皮の抗酸化レベルは,果肉の328倍にもなる。皮に含まれる栄養素の量は,それぞれの種類の果物や野菜で異なっている。ダイエットに際して健康を増進する栄養素を多く摂取することを目的とする場合は、果物や野菜は皮ごと[原文は「皮なしで」だが誤植と思われる]食べた方が良いと専門家は述べている。

 桃や洋ナシ,アンズの皮はどれも,食物繊維,栄養素,抗酸化物質を多く含んでいる。桃の皮を剥くと,13%から48%の抗酸化物質が減ってしまうということが,ある研究でも示されている。皮と一緒に果物や野菜を食べるにしても,皮を剥いて食べるにしても,食べる前にはしっかり洗うべきである。

 リンゴもまた,皮を剥かずに食べることを勧められる果物の一つである。リンゴの皮には不溶性食物繊維,ビタミンC,ビタミンA,[ビタミンPの一種である]クェルセチンが含まれている。栄養素と食物繊維の含有量も多い。しかし,農薬もまた多く残留している。このため,これらをよく洗い落とすか,ないしはオーガニックのものを購入することを考えるべきである。

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( 翻訳者:MS )
( 記事ID:50019 )