国民教育省は、対面教育への移行計画に則して、11月2日(月)より、中学校5年生、高校9年生の生徒が対面教育を開始する第3段階の詳細を、81県に文書で通知した。
国民教育省は、11月2日(月)より対面教育を開始する5年生、9年生の詳細を公表した。これによると、5年生は毎週2日合計12コマ、9年生は毎週2日合計16コマの対面教育が実施される。
国民教育省の文書声明では、コロナウイルス対策の一環として、段階的な対面教育への移行を継続すると明言され、2020-2021教育年度の第1段階で、小学校就学前と1年生に加え、2、3、4、8、12年生の対面教育を再開したことに改めて触れられた。
■週に2日の対面教育
声明では、11月2日月曜日に開始される第3段階の実施計画に関する詳細が、81県に送付された文書で通達されたことが伝えられた。これによると、公立そして私立の中学校5年生は週2日合計12コマ、イマーム・ハティプ中学校では週2日合計14コマの対面教育が実施される。高校9年生は週2日合計16コマの授業だ。授業は、生徒の人数に即してソーシャル・ディスタンスをとってグループに分かれる。各授業時間は30分、授業の間の休憩時間は10分である。
■どの授業が対面教育になるのか?
中学校5年生には、トルコ語・数学・理科・社会・外国語・宗教文化・倫理学の授業が、イマーム・ハティプ中学校では、トルコ語・数学・理科・社会・外国語・宗教文化・倫理学・コーラン・アラビア語の授業が、対面方式で実施される。
9年生は、毎週の時間割に示された共通・選択・職能授業が必修科目であるため、学校の管理側が定めた授業を対面方式で、それ以外の科目を遠隔教育の方法で修了する事が必要である。対面教育以外の科目は、全ての授業が遠隔教育の方式で完了される見込みだ。学校側は、遠隔授業の際に、生徒をサポートするための措置を講じる。
■保護者は文書で承認
子供を対面教育のため学校に行かせたくない保護者は、承認文書を提出する。その場合、学校へ来ない生徒は欠席扱いにはならない。ただし、保護者が学校へ通わせない生徒は、遠隔教育によって授業を継続する。継続する授業内容は必修であり、生徒たちは全ての授業内容と学習事項に基づいて成績が算出・評価される。
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( 翻訳者:宮崎友裕 )
( 記事ID:50081 )