エルドアン大統領、マクロン仏大統領に「頭がおかしい」
2020年10月24日付 Cumhuriyet 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領はカディル・ハススタジアムでの公正発展党(AKP)カイセリ県第7回定例会で話している。

エルドアン大統領の発表のうち、目立ったのは以下の内容だ。

「我が同胞アリエフ大統領と電話で会談を行った。現在アゼルバイジャンの同胞は占領下にある自国領に向かって進み、国土を取り戻し始めた。」

◼️「我々はシリアのテロ政府を許さない」

「地域のどんな危機においても我々が中心にいる理由は我々が強欲だからではなく、何世紀にもわたり手にした我々の権利を主張する決意があるからだ。我々は誰の領地も、誰の権利も、誰の資源も欲していない。ただ何世紀にもわたって共に生きてきた同胞の権利を守るために努力しているだけだ。何千kmも向こうから訪れてテロの可能性を生むものを我々は無論静観できない。権利を守ろうとせずに、我々の殉教者の血を場に流せるはずがない。シリアとイラクの同胞を見守るほかに目的はないのだ。我々は最近シリアのイラク国境側で新たなテロ組織の形成が急速に進んでいることを把握している。すなわち、そこでテロ政府を樹立する企てがある。我々はシリアでのテロ政府樹立を絶対に許さない。」

◼️「マクロン大統領は頭の治療が必要だ」

「マクロン大統領がイスラム教やイスラム教徒たちとの間に抱えている問題は何だ?マクロン大統領は頭の治療が必要だ。信教の自由を理解できず、自国で生活する何百万の異教徒をこのように扱う国家元首に対してほかに何が言えるか?まず、精神面のコントロールだ。次にエルドアンに対立していることだ。エルドアンと対立してもあなたには何も得るものがない。もう1年後に選挙がある。そこで結果が見られるだろう。私は道のりがとても遠いとは思わない。フランスは何も得られなかったが、マクロン大統領自身には得るものがあるように(願う)。我々は基本的な姿勢を崩すことなく今後も同様に取り続けていく。」

◼️「このことはイスラム教への敵対だ」

「ドイツでモスクに何百人もの警官を動員し、無礼に行われた警察隊の弾圧には釈明の余地がない。このことはイスラム教への敵対だ。フランスで預言者ムハンマドが描かれた風刺画をビルに貼ることは下品であり、イスラム教への敵対だ。
ヨーロッパでのイスラムへの敵対行為は全て、トルコへの敵対であることは忘れないでほしい。何故なら欧米人にとってイスラム教徒とはトルコ人のことだからだ。同様にトルコ人はイスラム教徒だからだ。」

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:50087 )