UEFAチャンピオンリーグ審判差別発言で中断、サンジェルマン・バシャクシェヒル戦
2020年12月08日付 Cumhuriyet 紙
パリ・サンジェルマン対バシャクシェヒルの試合で、バシャクシェヒルは差別発言を理由に試合前半でコートを後にした。UEFAのルーマニア人審判はVAR(ヴィデオ・アシスタント・レフェリー)室に行って試合の再開を提案した。しかしデンバ・バ選手と他の選手たちは再開を望まなかった。試合は9日(水曜日)に延期された。
バシャクシェヒルはUEFAチャンピオンリーグのHグループでパリ・サンジェルマンとの間で行われた試合で、第4審がアシスタントコーチを務めるピエール・ウェボ氏に差別的な発言をしたことを理由に、コートを後にし、ロッカールームに引き揚げて行った。徹底した話し合いがあったが、バシャクシェヒルを試合に引き戻すことは叶わなかった。最終的に全ての審判が試合から引き揚げ、試合は9日(水曜日)に審判を一新して行われる予定だ。
■事件はこのように起きた
試合開始から17分後、ウェボ氏があるプレーを受けて審判に抗議した後、第4審によって差別的な発言が放たれた。
バシャクシェヒルのオカン・ブルク監督はこれに関して第4審に反応を示した。
バシャクシェヒルはこの事件後会場を後にし、ロッカールームへと引き揚げた。
オカン・ブルク監督は第4審のルーマニア人のコルテスク氏に対し「あなたは差別主義者ですか?」と質問をぶつけた。第4審がコートから出ないので、バシャクシェヒルはロッカールームに向かった。
バシャクシェヒルの会長ギョクセル・ギュムシュダア氏は「審判は全員の前でニグロと言った。第4審がコート外に出されるのであれば、我々はコートに戻る。そうでなければバシャクシェヒルは試合には出ない。」と話した。第4審はVAR室に行って控えの審判と交代し、チームにコートに戻るよう説得した。しかしながらデンバ・バ選手とクリベッリ選手と他の選手たちは試合に出たくないことを伝えた。UEFAも審判の交代を理由に試合を9日(水曜日)に延期した。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:岸本成美 )
( 記事ID:50289 )