トルコでのコロナウィルス対策としての初のワクチン接種は10〜13日間の準備期間ののち12月25日に開始すると計画されている。最新情報によれば1日45万本のワクチン接種の実施を目標にしている。保健省はワクチン接種のための郡市ごとのマップの準備を開始した。一方で、持病のある患者や外出できない状況下の人々のためにワクチンを自宅で接種できるようにすると発表された。さてワクチンはまず誰に、どこで接種できるようになるか?以下が詳細である。
発表された情報によれば、中国との合意によりトルコはワクチン1000万本を確保し、1人2回の接種としてまず500万人への接種を行うことについて準備活動が続いている。
活動は大部分が完了し、優先順位が確定されるのにあわせ、県や郡市によるワクチンマップが準備されている。
政府とAKP間の会議で共有された情報によれば保健省において用意されたワクチン接種システムは以下のように運用される。
◾️家でも接種できる
保健省はワクチンをどのように届けるか、物流や各郡までどう配給するかについての準備を完了しようとしている。
持病のある患者と家から出られない状況下の人々のためにワクチンは自宅でも接種できるようになる。
保健省下部組織のチームに属する保健士と家庭医もワクチン接種活動に従事できるようになる。
◾️追跡システムも配備予定
また他のワクチン接種における追跡システムは、コロナウィルスワクチンにも用いられる予定だ。データベースが作成され、ワクチン接種をした人々の追跡はデータベースによって行われる。
保健省はまた、全ての保健組織に書面を送付し、ワクチン接種する職員のリストを作成するよう求めた。このリストの人々は罹患したことのない人物から選ばれる。
◾️12月末に準備される
ワクチンの準備には10〜13日間が必要になる。
ワクチンが適用段階に入るのは12月25日となる予定だ。その後、別の関連や新たな購入が検討される。
2月始めには世界中でワクチンが余剰になる可能性がある。国々の多くは接種可能な量以上のワクチンの注文を出しているからだ。
ワクチン接種の割合は社会全体で50〜60%付近になるという目算に加え必須ではない段階で、ワクチンが余剰に生産される。
◾️コールドチェーン
ワクチンはコールドチェーンで運搬される。
コールドチェーン1403体系と冷蔵倉庫15軒があり、必要ならその数を増加できると発表された。
それ以前の経験に基づき、1日30〜45万件のワクチン接種が行えるとの情報が明かされた。
◾️21日間をあけて2回投与
中国のワクチンは3年間冷蔵庫で保存できる。
2〜8度で保存できるワクチンの2回目の投与は60歳以上には21日間か30日間をあけて、60歳未満には14日間をあけて行われる。
2回目の投与後、抗体の割合は50%まで高まり、中国のワクチンが投与された場合92%の割合で抗体が作られるとされている。
◾️有効期間は6〜8ヶ月間
ワクチンの有効期間は6〜8ヶ月間になる。
2月〜3月ごろに社会免疫とワクチンによる免疫によって2人に1人は感染拡大のシステムから外れることになる。
しかし人口の50%が感染する可能性が続くため一定期間はさらなる注意を払い、ワクチン接種の数を増加させるように尽力することが良い選択だろう。
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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:50302 )