イスラエルからUAEに入植地産製品が初出荷
2021年01月10日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエル・チャンネル7: イスラエルの「入植地産製品」をドバイに初出荷
【イスラエル : 本紙】
日曜日、パレスチナ被占領地のイスラエル入植地産製品が初めてUAEに出荷された。
イスラエル・チャンネル7はウェブサイトで、「初の輸出品であるオリーブオイルと蜂蜜がサマリア(ヘブライ語ではショムロン、ヨルダン川西岸地区の北部のユダヤ名)からドバイ首長国に出荷された」と伝えた。
さらに、初の輸出品出荷作業に立ち会った被占領地西岸地区入植評議会のヨッシ・ダガン会長が、「サマリアとイスラエル国家にとって歴史的な日」と称賛したことも報じた。
この報道について、UAE側は今のところコメントを出していない。
昨年12月10日、ダガン会長はFacebook上で「(入植地の)サマリアの企業からUAEの企業への4つの直接輸出契約を結んだ」と発表した。
一方、パレスチナ自治政府国民経済庁は、UAEで入植地産製品を販売することは、入植活動を正当化し、パレスチナ国民の権利をないがしろにするものであるとの考えを示した。
そして同庁は、日曜日に声明を出して、UAEの企業にパレスチナ被占領地における入植活動を支援したり、接収された我々の資源や土地を我々が保全し運用する権利を封じるような非合法な行為から手を引き、終わらせるよう求めた。
(後略)
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( 翻訳者:宮川寛人 )
( 記事ID:50460 )