エーゲ海で続く緊張―ギリシャ、トルコ船を妨害
2021年02月23日付 Milliyet 紙


ギリシャ空軍に属する4 F-16戦闘機がエーゲ海北部の国際水域において科学・技術調査を行う「TCGチェシメ船」を妨害したことに関連して、元海軍将官のジェム・ギュルデニズ氏による最新の発表を行った。やって来た最新の発表によれば、「妨害は、意図的な挑発であるということを述べたギュルデニズ氏は、「ギリシャ人たちは一人だけでこの決定を行う訳ではない。この決定の背後には間違いなく大西洋の勢力が存在しているということが出来ます。」と述べた。元少尉アリ・デニズ・クトゥルク氏そして空軍パイロットのベヤズト・カラタシュ氏もまた、ギリシャの侵害に関して注意を引く発表を行った。さて、以下はニュースの詳細である・・・


元海軍将官のジェム・ギュルデニズ氏は、CNNトルコの生放送において重要なメッセージの数々を与えた。さて以下はギュルデニズ氏のその発表である・・・

これは計画的な挑発行為である。初めからそうであるということはお伝えしましょう。 ギリシャは単独ではこの決定を行うことはありません。この決定の後には確実にアトランティック勢力が存在しているということをいう事が出来ます。
つまりは最近に起こった出来事を私たちが見た際には、取り分けアメリカ合衆国と行った軍事協定が更新されたこと、かなり多くのアメリカ合衆国が軍備増強を行ったこと、トップダウン開発に入ったということが、明らかであるというのは、アティナに対して、一人一人が幾つかのことの刺激を行っているということである。

■「ギリシャは既に、アメリカの植民地となった」

現在、平和裏に全く適さない形で調査を行っている船が公海の領域にやってきてこのようにあり得ない規模の大きな力を提示する事によって侵害されることに私は他の形で説明することは出来ない。言いましたように、私はあなたの全ての放送において申し上げていますが、ギリシャというのは代理政府なのです。自分の意思によってどんな仕事もおこなうことができないのです。他の人が言ったことを行うというわけです。私は現在においてもまた、悲しみながら見ていますが、再びこのプロセスに入ってしまったようなのです。ギリシャは完全な意味で、私にしてみれば、もはや植民地となってしまったのです。

現在その船がおこなったプロセスは、おこなった仕事について世論を啓蒙するために申し上げます。東地中海においてオルチ・レイスを、バルバロスを、ヤヴズを、ファーティフについて、世間は知っていたのです。非常にしかしながら全く異なったことであります。この地震船が、ボーリング船が行った、大陸棚に対して、つまりは各国の占有権が守られるために必要であれば、政府の力を行使する事の出来る活動に向かってということだ。大洋棚は、あなたの国の一部であるかのようなのです。しかしながら現在、私たちのチェシメ船が行っている仕事というのは大洋棚に関するものというわけではないのです。水に関しての仕事なのです。間違いなく1976年11月11日のベルン合意は矛盾するものというわけではありません。彼らもまた行っているからです。その他の国もやってきては、科学調査をおこなうことが出来ます。

■「政治的なショー」

元海軍将官アリ・デニズ・クトゥルク氏もまたCNNトルコの生放送に接続をして以下のような発表を行った

ギリシャの侵略もしくは過激さを説明することに関し、私の考えでは充分な能力のある科学者というのは残りませんでした。なぜならば、常に様々な規範の外にありながら歩みを進めたというのを見て取るからです。現在、この船が国際水路学オフィスのトルコ地域における地図を作り上げるために任務を与えたということ、そしてこの地図が世界の海の全てにおいて使用されたということを私たちは知っている活動のために、海にいるのである。実際のところ、これは発表においても、航行警報(NAVTEX)の放送においても宣言をおこなったという状況です。実際のところ、この船はとりわけ武器がないものであり、そして海の水柱の上で、流量、光の動きを追いかけるセンサーを有しています。これらを突き止める道具を有している実験的な実験室船というわけです。一隻の支援船です。

公海を使用する権利・・・公海において、なぜならば科学的な調査を行うと言うのは実のところ全政府の権利です。科学的な調査をおこなうある船の上になぜあなた方は戦闘機を送り込んだのでしょうか?全く危険を顧みずに、送りこんだという訳です。あなたの手の中には沢山の戦闘機があるわけで、それらに対して教育を施しているというわけなのでしょうか?それもまた論理的ではありません。つまりはギリシャの名前を伝える政治的なショー以外の何物もみてとることが出来ません。

ギリシャは、トルコ軍に対して安いヒーローの役割を任じ、これを内政における運転レバーとして利用しているのです。今日に属している何かという訳ではないのです。20-30年間に渡ってこのようなのです。これはまた、彼らのうちの一つという訳でしょうか?これが彼らの内の一つであるとすれば、危険な一歩です。
ここにおいては、利潤の疑いが見られるものは何も存在しません。1976年に行われたベルン合意についても現在までに双方において大陸棚に関しての作業は行われていません。この船に関してもそんな能力は存在しません。海の水の上で作業を行う科学的な船という一つの支援船なのです。武器はありません・・・それなのになぜレーザーを照射するのでしょうか?

■「これらは、陳腐な示威行為である」

元空軍パイロットであるベヤズト・カラタシュ氏もトルコ船に対してのギリシャの侵害に対して「これらは、陳腐な示威行為である」と語った。

カラタシュ氏は、「ギリシャ戦闘機の過去における侵攻に関してそして将来において私たちを、エーゲ海もしくは東地中海において待ち受けていると容易に予想できることに関してのごく短い諸要素に関しての情報を与えましょう。まずは、TCG- チェシメ事件においておこったことのように、過去において同様にこの種類の活動をおこなった私たちの船に対して、更には、教練を行っている私たちの船に対して、更には武装をしてない、またしても私たちの飛行機に対して、私たちの輸送飛行機に対して、私たちの運搬機に対して、更には私たちの海軍の調査を行う自身の飛行機も含めて特に戦闘機という訳ではない、海上の飛行物体であったとしてもこの活動を更に前にも行ったのです。」という表現が用いられた。

「現在、最後の日にやってく私たちの調査船は約2ミルと評価されている」と語るベヤズト・カラタシュ氏は、「その2ミルがまさに私たちを侵害しているのです。つまりは、本物のF-16 飛行戦闘機がそこにある私たちの船の上空にやってきては、まるで、それに襲い掛かるかのように示威行動をおこなうというのも、実際のところ無意味なことであるというのは、今後の私たちの日程において目の当たりにすることになるでしょう。これらは全くうわべの示威行動なのです。うわべの示威行動の結果が一体どのような事態を招くのかということを政治家がうまく見積もることが出来なければ、この態度の数々に対して、返答を与えるのであれば、今後の時期の間において、私たちがドックファイトとよぶ、東地中海においては、更に以前に頻繁に見かけたものの、現在では、エーゲ海における行動のために、1980年代初頭の後半におこった、エーゲ海における、ドッグファイトが再び増してしまう可能性があります。」と語った。

■CNNトルコの記者アフメト・トュルケシュ氏が詳細を伝えた;

TCG-チェシメ号が科学・技術調査を行うために、北エーゲ海にいたのです。3月2日まで、活動を続けるということが計画されています。過去に、チェシメ船に関してギリシャの反応の発表というのは、世論の話題に上った。今日もまた、重要なニュースが伝えられた。ギリシャがエーゲ海において、挑発行動を行ったという訳であり、そして、TCG-チェシメ号が、4機のギリシャF- 16によって襲われたのである。取り分け、この妨害の詳細に関してもまた詳細が伝えられた。

ギリシャ空軍に属する4 F-16飛行機は、リムノス島の西部で活動を継続しているTCG-チェシメ号に近づいた。戦闘機の一つが、チェシメに向かって2海里まで近づいて、一発のチャフミサイルを砲撃して、襲いかかって来たのだ。

■チャフミサイルとは何か?

光とレーダーによってコントロールされた、ミサイルを騙すために用いられる、妨害システムである。軍用機の大部分に存在していて、そして使用されているシステムである。システムはパイロットたちによって、もしくは飛行機におけるシステムによって、自動的に噴射される。しかしながら技術調査船の傍に近づいて、このシステムを使用することはかなり注意を引くことである。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:50716 )