ロイター通信の5日現在最新の報道によると、サウジアラビアが他国からの巡礼予定者へ、新型コロナウイルスの流行を理由に巡礼を禁止する予定であることが明らかになった。
ロイター通信のこの報道は、二人の匿名の情報提供者に基づいている。
サウジアラビアは、2020年にコロナウイルスを理由として、巡礼に訪れる人々に許可を出さなかったが、今年も同様の対応をとる準備をしている。ロイター通信社に情報提供をした二人の人物は、サウジアラビア政府が今年も巡礼の許可取り消しを検討していると話した。
世界中のイスラム教徒が、毎年巡礼のために聖地であるメッカとメディナを訪れる。新型コロナウイルス流行前最後の巡礼であった2019年には、およそ500万人がサウジアラビアに入国した。
絶えず増え続ける新型コロナウイルス感染者数と、全世界に猛威を振るう変異株が、この決定に影響を与えると考えられている。
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( 翻訳者:大谷菜々 )
( 記事ID:51013 )