トルコで新型コロナウイルスの感染者数の増加に伴って行われた「全面的ロックダウン」の効果で、感染者数は急速に減っている。エルドアン大統領は、バイラム 後、制限付きの正常化に移行すると発表した。では、トルコでの正常化計画はどのようになるのか。関係者らによると、正常化計画に関し注目されるていることと、3段階別の正常化計画は以下のようになっている。
トルコは全面的ロックダウン下におかれ、コロナウイルス感染者数は減った。さて、どのように元に戻るのか。関係者らによると、3段階別の計画が存在する。以下が3段階の日程と全貌である。
エルドアン大統領とスレイマン・ソイル内務大臣は、バイラム後は正常化へ移行すると発表した。CNNトルコの報道によると、第1段階として、イスタンブルやアンカラなどの大都市を出ていた人々がどうやって戻るかということが思案されている。新たな解決方法について作業が行われている。人々をどのように分割して都市へ戻らせるかが議論されている。
■第1段階、カフェなどは20時まで営業
17日月曜日後に適用される計画の第1段階では、カフェ、レストラン、食堂が営業再開する。しかし営業時間は20時までだ。
■外出制限にも変更点
外出制限はもう19時以降ではなく、以前のように21時以降となる。また、土曜日の外出制限は解除される。第1段階では、日曜日のみ外出制限が続くと見込まれている。
■オンライン授業は継続
教育に関しては、良くないニュースである。関係者らによれば、今年は学校は対面で再開されず、オンライン授業が続けられる。上手くいけば、最も早くて9月か10月に対面授業が始まると見込まれている。
■正常化計画第2段階
計画の第2段階として定められる日程は5月31日だ。第2段階の措置はこの日に始まると思われる。
この段階では、カフェ、レストラン、食堂といった場所が22時までの営業を再開するが、屋内は使用できない。テラス席も5割の使用に留まる予定である。
■第2段階では外出制限なし
より小規模経営の店、カフェ、チャイ屋といった場所については、県庁を通じて許可が出る予定である。例えば、店の前に机を出しての営業が考えられる。この段階では、日曜日も外出制限がなくなるだろう。
■第3段階は7月
第3段階の日程として示唆されている7月には、生活の大部分が正常に戻るだろう。結婚式も一定の制限に則って行うことができる。
カフェやレストランのような場所も23時45分まで営業可能だが、まだ屋内は使用できない。テラス席も5割の使用となる。
水たばこ屋やナイトクラブの営業開始は予想されない。
エルドアン大統領は以下のように話した。
「我々は、近隣国をはじめとして世界中を震撼させているこの脅威と決然と戦い続ける。」「この猛威を抑え込み、バイラム後には、統制された形で我々は正常化へと歩を進めていけるといい。」
ソイル大臣は「全面的ロックダウン後どのように通常の生活に戻していくのか」という質問に対して、以下のように答えた。
「ロックダウンは5月17日5時まで有効である。心配されるな、その日には科学委員会[の会議]があるし、保健省[の会議]もあるし、その後に閣議だってある。5月17日以降どうなるのかということを、国民の皆様に我々がお知らせする。5月17日朝を共に迎えよう。」
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( 翻訳者:大谷菜々 )
( 記事ID:51041 )