イズミルで暴風雨、船舶多数沈没
2021年05月21日付 Hurriyet 紙


気象警報の後、イズミルとバルケスィルでは暴風雨が強まった。イズミルのディキリ郡で最初に確認したところによると、25隻の漁船が沈んだ。暴風雨の影響で氾濫した海は、ガーズィパシャ地区にある75周年公園と防波堤を水面下に沈めた。暴風雨が強力になったもう一つの町であるバルケスィルでは、広域市の発表によると17の屋根が飛び、10本の木が倒され、30艘のボートが沈んだ。同じ頃、ムラト・クルム環境都市整備相は、損害評価調査を開始したと述べた。

イズミルのディキリ郡で暴風雨が勢力を増し、海岸に停泊していた複数の漁船は浸水しながら沈んだ。郡で朝方強まり始めた暴風雨は、生活に悪影響を及ぼしている。

セブギ通りの辺りで海岸に停めてあった約10隻の漁船は、暴風雨の影響で浸水しながら沈んだ。互いに衝突し、バラバラになったボートの破片は海岸に打ち付けた。防波堤にやってきた漁師たちは、漁船を暴風雨から守ろうと努めた。

他方、ディキリ郡知事府による発表では、暴風雨によりいかなる死傷者もおらず、最初に確認したところによると、25艘の漁船が深刻な被害に遭ったと明らかにされた。

発表では沿岸警備司令部、郡農業森林局、港湾局、自治体の職員達が現地で調査を続けていると述べられ、暴風雨が終息し次第、正確な損害評価調査を開始すると述べられた。

■児童公園が被害に遭った

他方、暴風雨の影響で溢れかえった海は、ガーズィパシャ地区にある75周年公園と防波堤を沈めた。地域の住宅街と児童公園で被害が発生したのが確認された。

■アイヴァルクで暴風雨:漁船が沈む

バルケスィルのアイヴァルク郡で、勢力を増した暴風雨によって複数の漁船が沈み、家々に被害が出た。バルケスィル県知事府の発表によると、暴風雨によって郡の中心部、ジュンダ島、サルムサクル及びアルトゥノヴァ地区で被害が出た。

海岸にあった複数の漁船の沈没の原因となった暴風雨によって、建物の屋根や窓も損傷を受けた。

発表では、暴風雨によるケガ人や死者がなかったことが伝えられ、「県AFAD局、県都市整備局、県農業森林局、沿岸警備司令部の職員達によって県での損害評価調査が開始されました。暴風雨の影響を受けたすべての方々にお見舞い申し上げます。悪天候が続いている間は慎重な行動を求めます。」と述べた。

■クルム大臣:損害評価調査を開始した

ムラト・クルム都市整備大臣は、バルケスィルのアイヴァルクで発生した暴風雨の後、損害評価調査が始まったと述べた。

クルム大臣は、ツイッターアカウント上で行った発表で、「バルケスィルのアイヴァルクで発生した暴風雨で被害を受けた人々にお見舞い申し上げます。暴風雨の後、省の職員達による損害評価調査を開始しました。神があらゆる災難から我々の国をお守りくださいますように。」と述べた。

■がれき撤去作業が続く

バルケスィル広域市による書面での発表においても、職員達のがれき撤去作業が続いていることが明らかにされ、「アイヴァルク中心部、ジュンダ島、サルムサクル及びアルトゥノヴァ地区で害を与えた暴風雨によって17の屋根が飛び、10本の木が倒れ、30艘のボートが沈んだ。」と述べられた。

ユジェル・ユルマズ広域市市長も、キャーズム・アルスラン港湾調整局長とともに損害評価調査を現場で検証するために郡へ赴いたと説明した声明では、ユルマズ市長が市民をいたわったと述べられた。

発表の中で意見を述べたユルマズ市長は、「我々の職員達が排水やがれき撤去といった作業を郡内で続けている。我々はともに乗り越える力を持っている。暴風雨によるけが人も死者もいないことが不幸中の幸いだ。神があらゆる災難から国をお守りくださいますように。」と講評した。

■「全長40メートルのクルーザーが沈んだ」

郡でクルーザーを所有する一人、アリ・ジャーレ氏は、アナドル通信社通信員に対し、暴風雨の被害が旅行シーズンの前に発生したことが自身にとても悪影響を与えたと話した。

暴風雨が約1時間続いたことに言及したジャーレ氏は、「ここには我々の全長約40メートルのクルーザーもありましたが、それも沈没しました。私たちのボートとともにアイヴァルクでは大小合わせて非常に多くのボートが沈みました。観光シーズン直前にこの事件が起きました。」と話した。

ジャーレ氏は、郡に対し漁師たちが漁船の避難停泊場を作るよう求めていたと述べた。

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( 翻訳者:関口ひなた )
( 記事ID:51087 )