NATOのベラルーシ非難決議をトルコは反対?
2021年05月27日付 Cumhuriyet 紙
ワシントンポスト紙は、反体制派ジャーナリストのロマン・プロタセヴィッチ氏の逮捕決定に対するNATOの統一見解がトルコに拒否されたと伝えた。
ワシントンポスト紙は、反体制派ジャーナリストであるロマン・プロタセヴィッチ氏逮捕決定に対するNATOの反発の動きがトルコから拒否されたと伝えた。
ベラルーシ政権関係者は、その後偽りであると明らかになった爆破予告を行い、反体制派ジャーナリストが搭乗していた旅客機を戦闘機の誘導のもと強制的にミンスクに着陸させた。
乗客の中にいた26歳の反体制派ジャーナリストであるロマン・プロタセヴィッチが拘束されたことは、アメリカ、EUから非難された。
ワシントンポスト紙は2つの外交筋に基づくニュースの中で、「NATOが比較的無反応であるのは、ルカシェンコ大統領には何人かの有力な仲間がおり、完全に孤立してはいないことを想起させた」と伝えた。
報道ではトルコと関係のある外交筋が、「トルコは、NATOがベラルーシに対して行うあらゆる実際的な行動を阻むため拒否権を行使した」と述べたことも伝えた。
■EUからの制裁
西側諸国はベラルーシへの制裁を呼びかける中、EUはベラルーシの航空会社によるEU域内の空路使用の禁止を求めた。さらに、EUに拠点を置く航空各社がベラルーシの空路を使用しないよう呼び掛けた。
■ルカシェンコの否定
議会で議員たちに語りかけたルカシェンコ大統領は、事件後初めて行った発言で、旅客機が「爆破予告により着陸させられ」、ミグ29型戦闘機により妨害されたとい う報道が「明らかに間違い」であると述べた。大統領は、ベラルーシを批判する西側を「内政干渉」として非難した。
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( 翻訳者:小鉄礼子 )
( 記事ID:51115 )