トルコ、英国のゴミを輸入・・
2021年05月30日付 Cumhuriyet 紙


英国の風刺雑誌『プライベート・アイ』において、英国でリサイクルできない廃棄物の半分を輸入しているトルコがネタにされた。同誌は、複数のリサイクルを示すシンボルマークについて「解説」する記事のなかで、「トルコに持っていき焼却する」という表現が用いられていた。

2月に発表された国際環境NGOグリーンピースの報告によれば、トルコは英国から20万9,600トンの廃棄物を輸入した。この数字は2020年の記録であり、の英国からのトルコに輸入された廃棄物量が36%増加したことを示している。

大多数がトルコに送られている廃棄物について取り上げた英国風刺雑誌『プライベート・アイ』は、記事中、最もリサイクルすべきポリエチレンを含むプラスチック類に関して、「これらは丁寧にリサイクルされる、というのは冗談でトルコに運ばれ焼却される」という解説を掲載した。

同誌は、(リサイクルの)シンボルマークの横に、それぞれ次のような解説文をつけていた。

(引用)

”紛らわしいリサイクルガイドラインのすべて:

・これはトルコへ運ばれ焼却される
・これも同じ
・実はこれに関しては直接アンカラに運ばれ、すべて焼却炉に放り込まれる
・これは丁寧にリサイクルされる、というのは冗談でトルコに運ばれ焼却される”

最も広範に使用されているプラスチックのひとつであるPETは、多くの飲料ボトルや商品パッケージに使われている。PETを含むプラスチックは頻繁に使用すると健康被害があるとされ、リサイクルの必要がある。人間には健康被害を与え、自然環境にもダメージを与えてしまうからである。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:51130 )