新型コロナウイルスのワクチン接種者に対し、ドイツは6月14日から証明書を発行する。2回ワクチンを接種した者はもれなく証明書を付与されるという。
ドイツで、新型コロナウイルス(Covid-19)ワクチン接種者のために開発されたコロナワクチン接種電子証明書(CovPass)が、6月14日(月)から利用できるようになったことが明らかにされた。
ドイツ保健省のイェンス・シュパーン大臣は、ベルリンで開いた会見でコロナワクチン接種電子証明書を紹介し、ワクチン接種会場、薬剤師、医師が2回ワクチンを接種した者に関する情報が、デジタルで認証されるようになると述べた。
また、コロナワクチン接種電子証明書を有する者は、スマートフォンに追加したアプリ「CovPass」でワクチンを接種したことを証明できるようになり、証明書には、本人の氏名、生年月日、どの企業のワクチンを接種したのか、そして新型コロナウイルスの陽性または陰性の情報が記載されることを説明した。
既にワクチンを接種した者は、医者や薬剤師に相談し、ワクチン接種記録のデータ内容を確認してもらった後、ワクチン接種証明として利用され、アプリで保存可能なQRコードを取得し、このコードがアプリに記録される。
現時点では、コロナワクチン接種電子証明書には欧州医薬品庁が認証を与えたワクチンのみが記録される。
EUは既にビオンテック・ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、そしてジョンソン・エンド・ジョンソンによって製造されているワクチンを認証している。
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( 翻訳者:佐藤くるみ )
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