大統領選候補者のライースィー師は、生活必需品の一部が贅沢品へと変わり、肉類でさえも手に入らない品となるなど、低収入の家庭は問題に直面していると述べた。
【ハムシャフリー電子版】ファールス通信によると、第13期大統領選挙の候補者であるアーヤトッラー・セイエド・エブラヒーム・ライースィー師は今日(ホルダード月16日[西暦2021年6月6日]日曜日)の午後、エスラームシャフル[テヘラン州]の聴衆の前で次のように述べた。「神の御加護の元に進むべき道を知り、そしてそれを判断する者には、至高なる神が救いの手を差し伸べてくださる。」
また、同師は「私たちのすべてのエマームは、困難に直面し問題を抱えている者たち、食べるものに困っている者、職を失った者、暮らしに不安を抱えている者に対して心を痛めておられた」と強調し、次のように説明した。「今日、人々は苦境に立たされており、生活や商売、生産状態は先行きが不透明である。市場や生活に先が見えず、平穏や安定を失った者が窮地に追い込まれている。」
同師は続けて、「一部の生活必需品が贅沢品へと変化し、肉類も入手困難な品となるなど、貧困家庭は問題に直面している。商売は打撃を受け、我らの市場関係者や小売商人、生産者は混迷している。この状況は誰の目にも明らかだ。」と述べた。
同師はさらに、「我々は腐敗や差別をなくし、貧困を根絶するはずであった。エマームがおっしゃり、最高指導者が強調され、人々が何度も求めたことが、この国では解決できないのか。もしできないのであれば、人々は戦争と困難の時代だと言うだろう。しかし、もし解決可能であるならば、人々の声は大きなものとなるだろう。」と続けた。
同師は、「なぜ問題が解決されず、国は政略や共謀に明け暮れているのか」との質問に対し、次のように答えた。「私は2年間司法に携わっているが[司法府長官]、腐敗や差別といった様々な問題に対する人々の懸念を明確にするような諸事案を目にしている。そして私たちは、それらに対処できることを証明してきた。」
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( 翻訳者:HR )
( 記事ID:51197 )