米国のジョー・バイデン大統領はエルドアン大統領との会談の後にNATO本部で会見を行った。バイデン大統領は会見を「両国にとって有意義な仕事を進めるものと確信している」と評した。
バイデン大統領はエルドアン大統領との会談を前向きなものとし、以下のように述べた。「何人かの世界的なリーダーが一堂に会する機会となった。エルドアン大統領ともお会いし、良い会談だった。細部まで話し合うことができ、両国は大きな課題があり、議論が続いている。両国にとって有意義な仕事を進めるものと確信している」
現在100年に一度の健康危機と戦っており、このほかの問題も急を要する。ロシアと中国は我々に敵対しており、不正なサイバー攻撃が散見している。米国はNATOの第5条に岩のように固く揺るぎない。NATOのすべてがこの連帯の重要性を、これまでも脅威を排除してきた。あの場の全員がこの同盟の重要性を理解した。米国が戻ってきたのをはっきり認識した。各国の首脳と共に彼らとロシアのリーダーであるプーチン氏に対して伝えるべきことを伝えた。同盟国として支援を再確認した。ウクライナの領土保全と主権に関して首脳間で共通認識がある。
■アフガン軍への支援を継続
アフガニスタン問題への合意もあった。自軍は撤退させねばならず、アフガン軍への支援を継続する。我々の同盟国をテロとの戦いの継続に誘う。極めて長期的な計画を明らかにした。現在及び今後の課題に対し取り組んでいくものと信じている。NATOがこれほど戦略的な計画を立てるのは2010年以来だ。長期的な組織的取り組みへの言及は、中国の動向に起因している。同盟関係の強化を決め、新たなサイバー攻撃政策も明らかにした。これはNATOの直近7年間の政策となった。ある動向は防衛行動計画を明らかにした。
■米露関係
「プーチン大統領には、はっきりとあることを伝えたい。協力できる諸々の点がある。もしこのように振る舞うことを選ばなければ、その際には我々も対抗措置をとる。こうなる必要はない。共通の利益がある所があれば、協力をおこなえる。この是非を今後も注視していく。合意できない点については争うことになるだろう。彼はまさにそれに値するライバルである。これらが終わった後は、何について議論するかを話し合おうが、事前には明らかにしない。世界の指導者たちは今日も議論した多くのことを明らかにしている。彼らはプーチン大統領とそのような話し合いができたことを私に感謝したし、今後の会談を歓迎した。彼らとも話し合った。彼らにとって重要なこととそうでないことは何かを尋ねた。総じて多くの指導者たちはバイデン大統領はプーチン大統領と早い段階で会っていると答えた。しかしある指導者は「いい仕事をしてくれた」とは言いはしないだろうと思う。ナワリヌイ氏の死がもし本当のことならば、別のメッセージとなる。もし本当なら悲劇である。ただ痛みに繋がるだけである。世界の残りの国との関係が崩れる。。
■プーチン大統領を殺人鬼に例える
私も笑っている。彼自身もうまく表現した。つまり、彼が過去にこれを受け入れたものと考えている。そう振る舞ったのも知っている。私はこの問いを問われた時には正直に答えた。思うに、来る会談ではこれは重要ではない。まず本当のことを言ったか否かをチェックする。共通認識に至るかと関わっている。あなたがライバルと和解を試みた際に信頼は置けないでしょう。相手が合意を放棄したなら、それを破棄されるでしょう。プーチン大統領は、自分の利益とも関わっているとの結論に至るべきである。」
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( 翻訳者:佐々木萌乃 )
( 記事ID:51209 )