速報によると、ロシア・トルコ間の航空便が一時的に制限されていた。フォーブス誌には、先日観光地に調査団を派遣したロシアが、トルコに関して何らかの決断を下すということが記されていた。これを経て新たに発表が行われ、航空便が再開することがわかった。詳細は以下の通りだ。
フォーブス・ロシアが2つの情報源から報じたニュースによると、ロシアの新型コロナウイルス対策機関が、7月1日以降トルコへの渡航禁止を解除する選択肢を評価しているということだ。
期待されていたニュースが届いた。ロシアはトルコ行きの全ての航空便を6月22日以降再開する決定を下した。
■調査団を派遣
ロシアは先日、安全な観光のための施策について観光地で調査するという目的でトルコへ調査団を派遣した。
ロシアから来た調査団は、トルコの安全な観光のための対策を調査し、レポートを作成した後最終決定を下すということがわかっていた。
一方、昨日午前にトルコに到着したロシアの調査団は、ホテルや観光地でのCOVID-19対策に関する調査を開始した。ロシアの調査団には、ロシア連邦・トルコ共和国大使館商務部のヤラフメドフ・アラウディン・ナシロヴィッチ顧問とアンタルヤ・ロシア領事館のリュムコフ・アレクサンドル・イェヴギェビェヴィッチ報道官代表も同行している。
トルコからは、文化観光省から広報室のティムチン・ギュレル室長とシュレ・アクテュルク研究長、保健省からトルガ・トルナイ副大臣、欧州連合・外事局からセラミ・クルチ局長、新型コロナウイルス専門家会議からセルハト・ウナル教授とアテシ・カラ教授がロシアの調査団に同行している。
ロシアからはロシア国民健康・消費者の権利委員会委員長・衛生管轄室副室長のシェヴクン・イリナ・ゲナディエヴナ氏、ロシア国民健康・消費者の権利委員会タタールスタン共和国支部副支部長のアヴドニナ・リュボフ・ゲナディエヴナ氏、ロシア国民健康・消費者の権利委員会疫学中央調査機関副長のシェニチナヤ・ナタリヤ・ユリェヴナ氏、ロシア国民健康・消費者の権利委員会伝染病抑制研究機関研究秘書室のケドロヴァ・オルガ・ヴィクトロヴナ氏、ロシア連邦観光局のツアーオペレーター登録・管理室長のメルクリン・アレクサンドル・ヴァシリェヴィッチ氏、ロシア連邦保健省外来診療相談部のグレボフ・コンスタンティン・アレクサンドロヴィチ部長が同行した。
トルコ観光広報・振興機関の重役に迎えられた調査団は、今朝飛行機で訪れたアンタルヤ空港で初回調査を実施した。その後スィデ地方の2つのホテルを視察した調査団は、今日から3日間ベレキの観光地、歴史遺産地域、旅行代理店を巡回し現地でとられている対策を視察した。
ロシアの調査団は、調査結果をまとめたレポートを今週中にも公開するということで、このレポートがロシア・トルコ間の航空便再開の決定に影響することが期待される。
ロシア観光客連合のイリーナ・チュリナ広報は、5月31日にインターファックス・エージェンシーの取材に応じた際、航空便に関する決定が先延ばしにされればロシアの旅行業界が打撃を被ると述べた。
ロシア連邦観光局(Rosturizm)のザリナ・ドグゾヴァ局長は昨日NTVの番組に出演し、約100万人が休暇でトルコを訪れて消費行動をしており、ロシア人観光客が7月以降トルコで休暇を過ごす可能性を信じていると述べた。
ロシア人観光客はトルコでの休暇を延期しているが中止はしていない
ロシア国内の大手旅行会社テズ・ツアーのエリザヴェータ・ティモシェンコ広報部長はアナトリア通信の取材に応じ、航空便制限の決定が後ろ倒しされたために旅行客ははっきりしない状態を余儀なくされていると述べた。
バラノヴァ氏は、件の決定により旅行業界の業務も混乱していると述べており「国民が長い間待ち望んできた休暇を過ごせるようにするため、トルコの有名な歴史スポットと結ぶ航空便を近々再開し2021年夏が再び動き出すことを心から期待している」と述べた。
航空便の制限によりロシア人観光客に様々な代わりの場所を提示しているというバラノヴァ氏は「トルコに行かない客には、甘美な歴史を楽しむには秋、またいくつかの状態では7月に訪問を延期することを勧めている」と述べた。
一方、ロシア・ツアーオペレーター連合(ATOR)のドミトリー・ゴリン副会長は5月25日の声明で、航空便の制限の後ロシア人観光客の60%以上がトルコでの休暇を延期したが中止はしていないと明らかにした。
■最大の望みは依然としてトルコでの休暇
ロシアの休暇計画サービス・ワンツートリップのエレーナ・シェレホヴァ氏は、トルコはロシア人観光客が最も訪問を望む外国の1つだと強調した。
シェレホヴァ氏はトルコへの渡航制限が旅行客の流れに重要な影響を及ぼしているとしたうえで「2021年初から続く渡航制限以前は、トルコ旅行の予約は全ての海外旅行の25%を締めていた。
その後、ロシア人が海外へ渡航する頻度は概ね減少し始めた。4月後半には海外旅行の予約割合は40%減少した」と述べた。
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( 翻訳者:神谷亮平 )
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