中国製シノヴァック2回ののちファイザー・ワクチン―中国製推進の教授
2021年07月01日付 Milliyet 紙
保健科学大学(SBÜ)のムスタファ・ゲレキ副学長は、トルコで行われているシノバック・ワクチンのフェーズ3の調査に志願して参加し、3回目の投与としてビオンテック・ファイザーのワクチンを受けた。ゲレキ教授は「3回目のブースター接種によって、パンデミックとの闘いにおける重要な勝利を我々は手に取れることになるだろう」と述べた。
保健科学大学(SBÜ)で副学長を務めるムスタファ・ゲレキ教授は、トルコの25拠点で行われた中国製のシノバック・ワクチンのフェーズ3調査にボランティアとして参加した。トルコで初期にワクチン接種した医療関係者であるゲレキ教授は、この調査の一環で、科学委員会の決断に準じて今日、3回目のワクチンを接種した。保健科学大学のギュルハーネ保健科学研究所でビオンテック・ファイザー社のワクチンを接種したゲレキ教授はDHA通信社の取材に応えた。ゲレキ教授は、ブースター接種が体にさらに強い免疫を作り、これによって抗体値が上がると述べた。
■「パンデミックとの闘いにおける重要な勝利」
ゲレキ教授は、別種のワクチンの組み合わせによってより高い抗体値が得られるとして、こう語った。
「特に私も受けたビオンテック・ファイザーのワクチンは、最近イギリスやインドをはじめとした世界各地で大きな脅威となっているデルタ株からも守られることが分かっている。デルタ株はわが国でも確認され始めている。
医療従事者にこの機会を与え、少なくともこの変異種から医療従事者を守る。50歳以上の方、基礎疾患がある方を重点にした3回目の接種によって、少なくともパンデミックとの闘いにおいて、大きな勝利をおさめられるだろう。」
■「これが手中にある唯一の武器」
ゲレキ教授は中国製の新型コロナウィルスワクチンのフェーズ3調査が始まってから最初に接種した志願者の一人であるとして次のように語った。
「3回目の接種の機会をもらったので今日ビオンテック・ファイザーのワクチンでブースター接種を完了させた。これはとても重要なことだと思う、なぜならこの組み合わせ接種によって、様々な変異種に対するより強い免疫を得られると考えるからだ。ワクチンによって得られる免疫、特にパンデミックにおける役割を重視している。ワクチンは私たちが今日所持する唯一の武器だ。もしこれまで通りの生活に戻るなら、集団の接種率を一定の高さに到達させなければならない。このウィルスとの闘いでは、社会をより高い免疫水準にあげる必要がある。そのために我々が持つ唯一の手段がワクチンなのだ。おそらく重複接種を行い、ブースター接種に踏み込んでいくだろう。近い将来には、より高い質のワクチンが開発され、より長期的効果が得られるワクチンが主流になるだろう。」
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( 翻訳者:山下鈴奈 )
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