エジプト外相、トルコとの関係正常化に言及
2021年07月04日付 Milliyet 紙


トルコとの二国間関係を評価したサーメハ・シュクリ・エジプト外相は、トルコ側との接触が続いていると述べた。

エジプトのテレビ局Al Kahera Wal Nasに出たシュクリ外相は、「国交正常化への新たな基礎をつくるステップを評価するために、(トルコ側と)引き続き接触している。」と発言した。
シュクリ外相はトルコとの国交およびリビア情勢間における関係についても、「問題には多面性があり、リビアはエジプトおよび国家安全にとって非常に重要である」と述べるににとどまった。

シュクリ外相は、トルコから放送を行うエジプト反体制派メディアがエジプト政権に対する批判を弱めることが二国間関係正常化の基礎をつくると言い、次のように述べた。

「通常の関係は、国の内政への不介入の上に成り立っていることを改めて強調する。これは国際的に認められた政治であり、安定したものとなり、継続すれば国交正常化ならびに二国間関係についての最適な枠組みや、どのように続けるかを決めるために別レベルの接触の継続につながるだろう。」

エジプトの招聘を受け、セダト・オナル副外務大臣・大使の主宰でトルコからの訪問団が5月5-6日にカイロを訪れた。

トルコおよびエジプトの一団がカイロで行った予備協議は和やかな雰囲気かつ包括的内容で実施され、また両国が今回の協議結果を評価し、次のステップが決定されると通知された。

過日、エジプト・トルコ関係に関する良い兆候がみられた。メヴリュト・チャヴシュオール外相は、「東地中海で最長の陸地と沿岸を有する二国として、国交の進展に応じて我々も近い将来、海域管轄権についてエジプトと意見交換したり、両国間で将来協定を結ぶことができるだろう」と述べ、地域における変化可能性のための扉を少し開いた。

次いでオサマ・ヘイカル・エジプト情報担当相は、トルコ政府のエジプトとの関係に向けた最終決定を「良い試み」と述べた。

■トルコ・エジプト関係

トルコとエジプト間の国交関係は、2013年以降互いに代理公使レベルで継続している。

この期間、両国の外務大臣間で様々な場面で短時間の会談が行われる一方、在トルコ・エジプト大使館および在イスタンブル・エジプト総領事館、ならびに在エジプト・トルコ大使館および在アレクサンドリア・トルコ総領事館は業務を継続している。

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( 翻訳者:安井 悠 )
( 記事ID:51293 )