エルドアン大統領、ボアジチ大学ボル学長を解任!
2021年07月15日付 Cumhuriyet 紙


ボアジチ大学のメリヒ・ブル学長は、官報の発表をもって解任された。ブル学長の後任には臨時としてナジ・インジ副学長が任命された。

大統領府によって行われた任命に関する決定は官報の修正号に連載された。

ボアジチ大学のメリヒ・ブル学長は、254号の高等教育法と3号大統領令に従い、解任された。ブル学長の後任に臨時としてナジ・インジ副学長が任命された。

ブル教授は、物理学科に務めるナジ・インジ副学長を社会科学研究科に任命していた。

■195日後に解任

メリヒ・ブル氏は、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の、2021年1月2日に官報に発表された大統領令により、ボアジチ大学の学長に任命された。

ブル教授の任命後、学長が選挙によって選ばれることを求めた学生や教員がボアジチ大学で抗議デモを行い始めた。大学での抗議デモは何か月も続いていた。

ブル氏は、195日後にエルドアン大統領によって解任された。

■メリヒ・ブル氏はどんな人?

メリヒ・ブル教授は1970年8月15日にクルカッレで生まれた。同氏は金融分野で博士を取り、主に戦略分野の研究をしてきた。

ブル氏はイスタンブル・シェヒル大学で経営学科の学科長(2010-2016)、イスティニエ大学の初代学長(2016-2019)、ハリチ大学の学長(2020)を務めてきた。公正発展党(AKP)のサリイェル区初代代表を務め、2009年に地方選挙でアタシェヒル首長候補、2015年の総選挙でイスタンブル第一選挙区の議員候補となった。

ブル氏はエルドアン大統領によって2021年1月1日に官報で発表された大統領令をもってボアジチ大学学長に任命され、2021年7月14日に官報の発表をもって解任された。

■数か月続いた抗議デモ

ボアジチ大学の学生らは学長任命に反対し、2月1日に抗議デモを実施した。大学の南キャンパス門の前をはじめとして、3つの場所で多くの学生が拘束された。一部の学生が電子手錠を付けられて自宅軟禁となったことは反発を招いた。

その後、サリイェル、ベシクタシュ、カドゥキョイで行われた抗議デモは大きな影響を与えた。トルコの他大学でもボアジチ大学の学生を支持が表明されていた。

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( 翻訳者:山下鈴奈 )
( 記事ID:51341 )