全国のモスクがバイラム礼拝を行いたい人々で埋め尽くされた。バイラム礼拝は、COVID-19感染症の影響で社会的距離の確保と衛生対策を講じて行われた。最初のバイラム礼拝が行われたタクシム・モスクにも国民たちの関心は強いものだった。
イスタンブルのタクシム広場に建設され、5月28日にレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の開所式により活動が開始されたタクシム・モスクで最初のバイラム礼拝が行われた。国民が強い関心を示したタクシム・モスクは完全に埋め尽くされる中、信徒の大部分はモスクの庭で犠牲祭の礼拝を行った。モスクの二階は全て女性に割かれる中、そこも満員になった。
観光客も強い関心を示した犠牲祭の礼拝の前に、敷物がない人々にはモスクの入り口で使い捨ての敷物が配布された。
モスクとなって以降、聖アヤソフィア大モスクでは2回目の犠牲祭の礼拝が行われた。礼拝には何千人もの人々が参加した。エユプスルタン・モスクでもバイラム礼拝が人々の熱心な参加とともに行われた。
バシャクシェヒルでは、COVID-19感染対策の一環として屋外で社会的距離を保ったバイラム礼拝が行われた。バシャクシェヒル自治体は、市民に使い捨ての敷物、ロクム、水を配布した。UNESCO世界文化遺産であり、1万人を収容可能な[エディルネの]セリミイェ・モスクの中も、昨日の朝早くから満員だった。ブルサでは、人々は犠牲祭の礼拝のため歴史あるウル・モスクに詰めかけた。エミールスルタン、ユルドゥルム、ヒュダヴェンディギャール、ミフラプルといった大きなモスクも埋め尽くされた。
■首都でバイラムの熱狂
首都でも人々は、犠牲祭の礼拝を行うため敷物を持ちモスクへ押し寄せた。首都アンカラのハジバイラムヴェリ・モスク、コジャテペ・モスクは礼拝を行いたい人々の行き先となった。様々な国々出身のムスリムたちも伝統衣装を身にまといモスクにやって来た。人々は社会的距離と衛生ルールに従う形で、1.5メートルの間隔をあけ礼拝を行った。バイラムの説教では、[犠牲用の]動物を苦しめないこと、周囲を清潔にするよう気を付けること、犠牲獣を屠る間はCOVID-19感染症対策に従うよう注意喚起が行なわれた。説教ではさらに、人々が交通渋滞に理解を示し、辛抱強くあるよう求めた。
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( 翻訳者:小鉄礼子 )
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