インドは、イランからの招待に応じホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン[訳注:アーヤトッラーよりも学識・地位が一段下のイスラーム宗教指導者に対する尊称のこと]・セイエド・エブラーヒーム・ライースィー師の大統領就任宣誓式に出席することを発表した。
『インディア・トゥデイIndia Today』によると、インドのジャイシャンカル外相がテヘランを短期訪問しイラン次期大統領と会談した際に招待の申し出があった。
インドの同メディアは、ニューデリー[インド政府]はイランの次期大統領就任宣誓式にどのような地位の者を送るか未だ決定していない、と付け加えた。
インド外相は、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン・ライースィー師と会見した初めての外国政府高官である。同氏はこの会談の中で、インドのナレンドラ・モディ首相の親書をイラン次期大統領に手渡した。
インドの情報筋の発表によると、インド首相はこの親書の中で、コロナ禍収束後にインドを訪問するようホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン・ライースィー師を招待した。
ジャイシャンカル外相はイラン大統領との会談について、ツイッターに次のように投稿した。「エブラーヒーム・ライースィーイラン次期大統領の心からの歓迎に感謝いたします。次期大統領には、我が国のナレンドラ・モディ首相の親書を手渡しました。次期大統領の我が国に対する温かな気持ちに感謝いたします。二国間関係を強化し、地域的・世界的な問題に関して協力を拡大するという彼の強いコミットメントを深く評価します。」
また、インド外相はこの日–水曜日–の夕方に、イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相とも会談を行なった。この会談では、両国が関心を寄せている二国間問題に加え、地域の最新動向、アフガニスタン情勢の検討、JCPOA[イラン核合意]に関するウィーン協議の見通し、地域統合の推進を可能にする、チャーバハールでの協力を含む輸送・通信協力といった議題について話し合った。
インドの外相はイラン訪問の後、ロシアへと渡った。
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( 翻訳者:SH )
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